以前、こんなメールいただきました。
> レッスン動画で弾いている方って、> 大事な「基礎」の部分ができている前提で弾いているんですよね。
>
> 初めから自然に「基礎」に気付き、上達していった方にとっては、姿勢が悪いとか、脱力できないとか、それに気づかないとか、ありえない話なのかもしれませんね。
>
> でもそのありえないが、多くの場合で発生しているのが現状ですね。
素晴らしい視点だと思います。
これはレッスン動画だけではなく、教則本もDVDもそうなのです。
そして、それは20年以上前からある構図だと思います。
音楽というのは実は「基礎」という概念が定義づけられていないのが現実です。
だから、自分で定義づけないと基礎という情報に振り回されることになる、と感じています。
もちろん、何が基礎なのか?ということを定義づけるのは難しいです。
色々経験して、色々知識を入れて、音楽をやる上でのいろんなトラブルを乗り越えないとわからないものかもしれません。
だからこそ、うちの生徒さんには僕が定義した「基礎」というものをお伝えしています。
同意できるならそれを採用してください、というメッセージを投げてるわけです。
では、基礎とは何か?
これを僕はトーンとリズムという言い方をしています。
音楽は狙った音色(トーン)が
狙ったタイミングと長さ(リズム)で
表現されさている、という考えです。
これは20年以上、ギター教えてきて、たくさんの生徒さんと見つけた僕の真実です。
もし、この考えに同意できるなら、採用してみてください。
今のところ、この考えでギター教えるのに困ったこともないし、この考えでギターやるのに困ったこともありません。
うちの生徒さんも何も困ったことがないのでそれなりに的を射てるのではないかと思っています。
よかったらご採用ください。
追記
ちなみに、このトーン×リズム理論を詳しく書いたのがこれです。