音楽の世界では特にそうですが
「センス・才能がすべて」という方がいます。

でも、一方で
「センス才能の存在は否定しないけど
努力がないと意味を持たない」と
考える人もいます。

今日の話はこの話に
ある種の答えをくれるものだと
個人的には思います。

さて。

僕らは基本、5本の指が生えています。

ギターはそのうち4本を使って
フィンガリングするのですが、
この4本すべてを使えない状態でプロとなり、
現代にまでその語り草が伝えられている
ギタリストがいます。

彼は18歳のとき、
馬車の火災に巻き込まれ、
左手の薬指と小指が完全に麻痺して
動かなくなりました。

誰もが「もうギターは弾けない」と
絶望した中、彼は立ち上がります。

彼はなんと、「人差し指と中指の2本だけ」で
ギターに復帰します。

結果として彼は、
指が5本満足にあるどんなギタリストよりも
速く、情熱的で、美しいソロを弾く
伝説のギタリストになった。

このギタリストの名は…

ジャンゴ・ラインハルト。

彼の演奏は後年に研究対象となりました。

彼の演奏を研究したギタリストや学者たちは、
彼の秘密をこう分析しています。

彼は、指先の器用さに頼るのを完全に捨て、
「腕全体の脱力とポジション移動」と
「ピッキングの強烈なスウィングと
正確無比なタイム感」を
極限まで鍛え上げた…と。

さて。

手が小さい、指が動かない、と嘆く人は
今も昔も多いものです。

でも、ジャンゴは
左手の指が2本しか使えませんでした。

これを「天賦の才能」と見るか
「不屈の努力」と見るかは自由ですが
僕はジャンゴは後者の人だと思います。

あなたは才能と努力、どっちを信じるでしょうか。

追記

ちなみに、先のジャンゴの奏法分析の話に
ギターのコツが眠っているのに気づきましたか?

指先の器用さに頼るのを完全に捨て、
「腕全体の脱力とポジション移動」と
「ピッキングの強烈なスウィングと
正確無比なタイム感」を
極限まで鍛え上げた

という一節です。

この

指先の器用さに頼るのを完全に捨て、
「腕全体の脱力とポジション移動」とは
身体操作のことです。

そして、
「ピッキングの強烈なスウィングと
正確無比なタイム感」とは
リズムのことです。

普段から身体操作とリズムを大事にしたら
ギターは誰でも上手くなると言っていますが
奏法研究をしている人もこういっているのです。

みんな考えることは同じですね。

だから、身体操作とリズム。

この2つをやっておくとギターは勝手に
上手くなるのです。

もし、あなたがこれらに興味があるなら
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身体操作

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追記 その2

ジャンゴの話を書くといつも思い出すことがあります。

それは、古のこんな教え…

生まれつき才能があって
1回でできてしまう人がいるなら、
自分は100回やって身につければいい。

才能ある者が10回でできるなら、
自分は1000回やればいい。

もしこの覚悟で努力を貫くならば、
どれほど愚かな者でも必ず賢明になり、
どれほど不器用で弱い者でも必ず強くなれる

という教えです。

まさに今回の話そのものでしょう?

この教えは決して根性で
数こなせ、という意味ではなく
工夫しながらやれ、という意味です。

これが何千年も前から伝わっている教え
というのはなんとも感慨深いものがありますね。

これに書かれています。

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