先日、興味深いメールいただきました。

 

 

この方、バンドをやっている方なのですが、

ギターソロでいつも手間取るらしく、

ソロが原因でいつもバンドメンバーの

足を引っ張っている、、、、

 

 

そんなことが書かれていました。

 

 

すごく気持ちがわかる気がしました。

 

 

僕も同じ経験があります。

 

 

自分が全体の足を引っ張っている感覚。

 

 

それでバンドやめようかと思ったことも

あるからなんだか妙な懐かしさと

さぞ心苦しいだろうと察しておりました。

 

 

 

ギターソロで手間取ってしまう。

 

 

ギターソロで前に進めなくなる。

 

 

このパターンに陥っている人は

かなりの確率であるパターンを

辿っていることが多いです。

 

 

昔の僕もそうでした。

 

 

 

では、ギターソロが手間取ってしまう人が

辿っているパターンとはなにか?

 

 

という話になるわけですが

それが何かというと、、、、

 

ギターソロをちゃんとコピーしようとしている

ということ。

 

 

これがソロでうまくいかないと

嘆く人の典型パターンなのです。

 

 

マジメに楽譜のにらめっこしながら

一音一音正確にコピーしようとしてしまっている方が

圧倒的に多いんです。

 

 

もちろん、このメールをくれた方が

そうかどうかまではわからないのですが、

よくある傾向として

こういうのはあるということです。

 

 

 

では、なんで、ソロを

マジメにコピーするといけないのか?

 

 

まず、そもそも演奏内容が難しい。

 

 

これは言うまでもないことですが、

演奏内容が今の演奏レベルと

フィットしてないと刃が立たないのが

ギター練習のあるあるです。

 

 

 

そして、刃が立たないということは、

だんだんモチベーションが

落ちてくる原因になります。

 

 

「こんなの弾けそうな気がしない」

 

 

こんな感じで先が見えなさすぎると

やる気が萎えてくるのは普通のことです。

 

 

 

そして、そもそもソロはおまけである、

というのも理由の1つです。

 

 

ソロはケーキの上にある

ローソクみたいなもの

 

 

これはEVHの言葉ですが、

実に真相をついています。

 

 

実際、3分の曲があったとして、

その中のソロパートなど

どれくらいの割合なのでしょうか。

 

 

同じコピーやるにしても

もっとテキトーで構わない

という解釈もできるわけです。

 

 

 

最後に極めつけですが、、、

 

ソロは変わってしまうというのがあります。

 

 

誰かの曲をやっているとして、

その曲のライブ版を見たら、

違うソロが弾かれているということは

意外に多いのです。

 

 

これ、海外のギタリストになると

かなり頻繁に行われます。

 

 

 

リズムギターならこれはありえません。

 

 

これが変わったら曲が変わってしまうので。

 

 

 

でも、ギターソロは

EVHが言うようにケーキのローソク。

 

 

つまり、飾りなのです。

 

 

 

こんな理由からギターソロを

マジメにコピーするというのは

あまりいい方法ではないと

個人的には思います。

 

追記

もちろん、未来永劫ソロをコピーしてはいけない、

ということではありません。

 

 

腕がついてきて、

そのままコピーしようとしても

大して時間が必要としなくなったり

モチベーションがなくなる、

ということがないならコピーもいいでしょう。

 

 

でも、そうじゃないなら、、、、

 

コピーが負担になっているなら、

マジメにやらなくてもいいと言うことです。