コバケンさんという
クラシックの指揮者をやられている方の
言葉を目にしました。
こんな言葉です。
指揮者は決して楽譜を見ちゃいけない。
楽譜を捲る僅か0.1秒という時間が
団員たちの意識を
大きく後退させてしまうことがあるから。
、、、ということだったんですが
これ、実はギター演奏するときも同じ。
ギターの場合は指揮者はいませんが、
自分が自分の身体を動かす指揮者である
と考えてみたらわかりやすい。
楽譜とにらめっこして弾いている間は
団員である手や指は
おもうように動いてくれないでしょう。
楽譜は覚えるものです。
「そんなぁ~、大変だよぉ」
とか思うかもしれませんが
何も丸暗記せよ、というのではないのです。
わざわざ、覚えようとしなくても
細切れに短くしたら
すぐに覚えられるはず。
1小節単位とかね。
それが難しければ2拍とかで良いのです。
それなら出来るはず。
そして、覚えたものを楽譜を見ずに弾く。
そうすることで身体の動きの感覚に集中できる。
先のコバケンさんは実際に指揮をされるときに
団員の顔をしっかり見ているそうです。
僕たちギタリストの場合も同じで、
身体の動きの感覚に集中することが
それに当たるのです。
自分の意識は身体の指揮者です。
そう考えると身体の使い方に対する意識も
かわり、結果的に演奏も変化する。
快適に演奏できる感覚を得たり
その結果、出音も善くなる可能性が
高いでしょう。
自分は身体の指揮者である。
こんな感覚を持ってギター弾いてみると
良いかもしれませんね。