ギターの上達など単純なことだと言ったら
あなたはどうおもうでしょうか？
「俺はこんなに大変な思いをしているけど
一向に弾けるようにならねーぞ、
何が単純なんだ」
と怒り出す人もいるかも知れません。
「そうなのか、それなら教えてくれ」と
身を乗り出す人もいるかも知れません。
あなたがどう思っているかはわかりませんが
ボランティア期間も含め、
26年間、他人のギター演奏を善くするお手伝いを
させてもらった経験からいうと
単純極まりないのが結論です。
単純なのです。
だから、ちゃんとやると上達なんていうのは
どうしたって起こると信じられるようになる。
そうなったらしめたもの。
その人の音楽は変わります。
いや、音楽だけではありません。
人生が変わる人も多いです。
じゃあ、その「単純なこと」とは何なのか？
これは…
とにかく実践することです。
僕の練習方法でも
他の先生のでも何でも良いですが、
とにかく実践すること。
今は情報がたくさんありすぎて
多くの人が実践をおろそかにしてしまっていると
思います。
ちょっとやっては
「ピンと来ない」とかなんとか言って
実践をしない。
やってないのにピンと来るも来ないもないのだけれど、
そういう感覚を持っている方は多いのです。
あなたはどうでしょうか。
でも、それ、どう考えても錯覚ですよ。
だって、大してやりもしないのに
何故、その方法を辞めるという決断が出来るのか、
という話だからです。
大体、大して実践しないのに
その方法の真価がわかるくらいなら
すでにギターごとき思い通りに弾けるでしょうし、
そもそもギター練習の情報など漁ることも
ないはずです。
ギター練習の情報に行き当たるのは
その人が探したから、求めたからです。
求めたということは、
自分の練習に不満があるってことなのです。
つまり、うまくいってないわけです。
そんなうまくいってない段階の判断が
当てになると考えるのは
どう考えても建設的な選択ではない、
といつもおもうのです。
練習方法は確かに重要です。
段階に合わない練習をすると
何ヶ月やっても効果は期待できないでしょう。
でも、それ以前に、自分が信じた練習方法で
明確な結果が出るまで実践し続けられないと
コトは前に進まないのです。
だから、とにかく実践したほうが良い
というのは万人に言えることではないかと
思います。
偉そうに書いてますが、僕もそうです。
つい、本を読み耽ってしまう。
「ハッ」と我に帰ることは1日に何度もあります。
(我に帰れるのはありがたいので良いのですが)
そして、「ハッ」と我に帰れば実践に向けて
自分を切り替えることができます。
ここまでの話に「そうだな」と
納得できる場合は今からやりましょう。
今という瞬間は
あなたの人生で唯一自由に出来る
瞬間なのですから。
建設的な瞬間を積み重ねましょう。