大谷吉継という人をご存知でしょうか?
歴史好きは知ってるかもしれませんが、戦国時代のサムライです。
そして、戦国時代のサムライとして有名な石田三成の親友です。
この大谷吉継という方、実はハンセン病を患っていました。
この病気のせいでいつも顔や手を布で隠していた方。
ある時、二人のボスである秀吉主催の茶会があったそうです。
当時の茶会はみんなで集まってお茶を立てて、回し飲むわけです。
吉継に茶碗が回ってきたのですが、彼はハンセン病で布をまとっているので飲めません。
飲むふりだけして回そうとした時に、傷口から膿が、、、、
しかも、その膿がお茶に混じってしまいました。
周りの侍たちもそれを目撃してしまったのですっかり場は冷めてしまいました。
吉継は茶碗を次に回せなくなってしまいました。
だって、ハンセン病は感染すると当時思われていたからです。
その時です。
「吉継!喉乾いとんねん!はよ、回さんかぃっっっ!」
声を上げたのは親友、三成。
ズカズカ近づいてきて吉継の手から茶碗をもぎ取り飲み干してしまったというのです。
この話、スゴイとおもいませんか?
先の話は友情というのがテーマになっている話として有名みたいです。
結局、この後、三成は関ケ原の戦いで死ぬわけですが、吉継は負け戦を諌めたにも関わらず三成についていったのです。
ここまで人を動かすことは常人には出来ないことだとおもいませんか?
ここには「自分が先に信頼する」という態度のパワフルさが現れていると思います。
これはギターも同じなのです。
三成ほどスゴくなくてもいいけど信頼関係がギターを楽しくやる上では必要だと思います。
ギターまなぶ時も、誰かと一緒に演奏する時も結局、信頼がある人はうまくいきます。
ギターをまなぶ時はそのメソッドなりアイデアを発信した人を信じる人、演奏する時は共に演奏する人を信じている人は楽しくやれるし、うまくもなると経験上思います。
あなたは何事においても先に信頼するでしょうか?