「いくら頑張ってもスムーズに弾けないんです・・・」

 

彼は最近ギター復活した28歳の若者です。

高校生の時に文化祭でギターを披露していました。

カホンと一緒に音を出して同級生と遊んでいた。

 

就職して、仕事も落ち着いてきた。

コロナのこともあってギターを再開。

 

「ギター復活するならバンドやりたい」

そう思ってかねてから好きだった邦ロックにチャレンジ。

 

ところが・・・・

なんかスムーズに弾けない。

そんな難しいフレーズっぽくは見えないのに・・・。

 

やっている曲はバンプオブチキンのこの曲。

 

イントロのアルペジオがスムーズに弾けない。

きれいに弾こうとするとスムーズに聞こえなくなり、スムーズさを追いかけるととたんにミスピッキングとノイズの嵐。

 

この悪循環を抜け出せずにいたときに、うちの教室を知って相談に来てくれました。

 

色々話を聞いて、実際に演奏してもらって、家での練習を目の前でやってもらいました。

身体の使い方や弾き方に問題はない。

 

しかし、僕はある問題を発見しました。

 

30分後・・・

「なるほど、こうやるんですね。」

 

彼は爽やかな明るい表情を浮かべていました。

確信した目をしていました。

 

僕から見ても、このフレーズが弾けないということはないだろうという風に思える程にまで仕上がりました。

 

 

彼が見落としていた問題とは?

さて。

 

彼は何がおかしかったのでしょうか?

 

それは・・・

技術を習得する順番。

 

ギターにはたくさんの技術がありますが、その技術を習得するのに最も重要なのは順番です。

ここを間違えるとギターはかなり遠回りをします。

 

一度身に付けた技術をやり直さなければいけなくなるからです。

 

ギターの演奏スキルをマスターする最適な順番

じゃあ、どんな順番が良いのか?

 

細かいことを言ったら色々あるのですが、

リズムからつくっていくことです。

 

これが大前提。

 

これを外すと彼が陥った悪循環を経験することになります。

 

よく出てくる音色を気にする人がいますが、その音色は何らかのリズムに乗っかって表現されるのです。つまり音色のコントロールはリズムありきで成立するということです。

 

だから、リズムから。

リズムこそ、ギターの肝になるのです。