昨日、体験レッスンをやりました。
「楽譜を読むところからちゃんとやりたい。」
「何もしらない初心者なので」
というワードが印象的でした。
香水という曲が以前流行りました。
それを弾けるようになりたい、というのが
この方の理想でした。
そのために
譜読みが必要
初心者だから知るべきことを勉強する必要。
という「必要性」を感じておられました。
これを読んでくれているあなたにも
もしかしたら「〇〇が必要」という
信念があるかもしれません。
でも、先の体験の方の信念は
正直、持っていてもあまり役にたたないと
おもったので、その辺りの話をしました。
香水が弾きたかったら
いきなりチャレンジして良いのです。
「だって弾きたいんだもん。」
理由はこれだけで良いのです。
それを
「初心者だから…」
「何もしらないから…」
「経験値がないのだから…」
「やるべきことがあるはずだから…」
とか色んなことを言って
理想から遠ざけるのはよくあることです。
実際は…
初心者だからこそ、経験する必要がある。
何も知らないからこそ、
経験して必要なことを
明らかにする必要がある。
経験値がないから経験する必要があるし
それこそがやるべきことなのです。
それらをすべて満たすのが
最初に理想としている曲をいきなり弾くことです。
勿論、最初から完璧には弾けないでしょう。
でも、何が足りなくて、
何は意外とイケてるのか、
というのはわかるのです。
それをわかった上で
何かを勉強したければしたら良いのです。
実際、先の体験レッスンの方は
メインで必要なコード進行を
なぞることが出来るようになりました。
多分意外だったんじゃないかと思うんですよね。
もっとこんなステップもあんなステップも
通らないと駄目だと思っていたんだと思います。
めんどくさい、つまらないけど、必要だから
やらなければいけない数々のステップ。
基礎練習などとラベルを貼った
指の運動とか、使いもしない理論に基づいた
トレーニング。
それが楽しいならやったら良いかも知れないけど
そんなものは要らないケースが多いのです。
楽しく弾けるようになりたいなら
練習時から楽しく弾いたら良いのです。
練習でめんどくさい、つまらないことなど
やる必要はないのです。
楽しくやれる工夫が必要です。
必要性で動くのではなく
楽しいからやる。
これは楽器演奏だけではなく
スキル習得の基本です。
楽しくやれる工夫をしましょう。
追記
レッスンというのはこの楽しくやる工夫や
アイデアをお伝えすることを通して
理想実現のステップを
ショートカットさせるものです。
そして、新しい可能性を感じる場所です。
体験レッスンの方も
「自分が望むのは先生のやり方かも」と
言ってくれました。
ありがたいことです。
そうやって、自分の思い込みという垣根を
外すことが重要なのです。