頑張り、努力。

 

これは何をやるにも重要な行為ですよね。

 

でも、この頑張り、努力には

実は2つの種類があることを

ご存知でしょうか?

 

1つは苦しい努力。

1つは楽しい努力です。

 

当然、後者のほうが望ましいわけですが、

後者を選択出来る人はやはり少数派です。

 

圧倒的に前者が多い。

 

で、それでなにかいいことがあるのか?と

言われると、多くの場合は

何もなかったりします。

 

たまーに苦しい努力を続けることが

出来る人がいて、そういう人が

苦労話を語ったりすると

そこにドラマを感じて

 

「いいなぁ」

 

ってなることはあるかも知れません。

 

でも、同じことをやろうとすると

やけどしたりします。

 

ただの負の体験になることが多い気がします。

 

なんでこんなことになってしまうのか?

 

楽しい頑張りが出来たら理想だと

わかっているのに実際やるのは

苦しい頑張り、修行…

 

こうなるのは、

それぞれの特徴を知らないからだというのは

原因の一つだと思っています。

 

なぜなら、これを知っていれば

自分が苦しい努力をしたときに

それに気づくことが出来るからです。

 

気づくことができれば、

軌道修正できるから当然、

後者を採用しやすくなります。

 

ということで、苦しい努力と

楽しい努力をまとめてみました。

 

参考にできそうならしてみてください。

 

 

1、苦しい努力とはなにか?

 

まず、苦しい努力というのは、大抵の場合、

目的があります。

 

何らかの目的を達成する「ために」

「やるべきだ」と思っているものを

やるときにこうなりやすい傾向にあります。

 

何らかの目的を達成するためのものだから、

そこに自分の感情や感覚は不要

という態度に出る人もいます。

 

苦しくても結果のために頑張る。

 

これが基本コンセプトです。

 

だからこそ、ちょっと権威のある人が

提唱している方法だとなると

無条件に飛び込む傾向にあります。

 

「権威ある人が言ってるんだから

自分に理解できなくても当然だし、

そういう人が言ってるから

言うことを聞いておこう」

 

という考えが根底にあったりします

 

 

2、楽しい努力とはなにか?

 

これは苦しい努力と同じで

目的は持っているのですが、

とにかく自分の感覚に忠実です。

 

その意味で目的に対する執着度が

前者よりも低いと言えるかも知れません。

 

その代わり、楽しくやれます。

 

とにかくしんどいことはやりません。

 

楽しくやることが目的になっているからです。

 

誰に言われなくても自分からすすんで

その努力をするし、

当然、結果も出やすいです。

 

ところが、無自覚であることが

ほとんどですから同じことを

再現することができなかったりします。

 

楽しい感覚(楽しそうも含む)に従えば

いいんだ、というのが基本コンセプトです。

 

メカニズムはわからないけど感覚的に

そうすることが万事OKになることを

知っているケースです。

 

 

僕は前者はやる必要がないと思っています。

 

実際、前者の努力は続きません。

 

仮に続いて何らかの結果が出る、

なんてことが起これば

かえって厄介なことになります。

 

物事を成就させるには

苦しい経験が必要だという信念が

作られるからです。

 

実際はそんなことはないのです。

 

すっとうまくいくケースが

思っている以上にあるのです。

 

それが後者の努力を採用すると経験出来る。

 

だから、後者の努力を勧めます。

 

 

さて。

 

これはギターでも全く同じ話しなのです。

 

あなたの普段の練習は

どちらの努力になっているでしょうか?

 

もし、前者の努力をしているなら

ちょっとそれ、疑ってみると新しい世界が

拓けるかも知れません。