前回
現在、僕はもっと厄介な課題に取り組んでいます。
ギターの挫折率の高さは
実は僕が今取り組んでいる課題が
真因だと思っています。最も奥にある、最も厄介な課題です。
これもまたお話しますね。
と書いたのでこの話をします。
ただ、この話はとても奥深い話では
あるのですが、場合によっては
めちゃくちゃ厳しい内容に聞こえると
思うので、ご了承の上ご覧になってください。
20年ギター教えてきた経験から
至った結論です。
場合によっては
めちゃくちゃ厳しい内容になるかもしれませんが
これを受け入れることが出来たら
ギター上達はもちろん
人生そのものが充実してくるような話だと
おもっています。
さて。
実は90%の挫折というのが
ギターの世界で起こっている
非常に残念な事実ですが…
こうなる本当の原因があります。
きっと多くの人はこれを認めたがらないことでしょう。
それは何かと言うと…
人格の未熟さ、精神の幼さです。
これ、どんな感じで現れるかという
実例を紹介しましょう。
例えば、僕はリズムをやると
ギターは簡単に上達しますよ、
という発信をします。
それは自分の演奏に不満があって
レッスンに来られる方で
リズムに課題を抱えてない人を
僕は今まで見たことが無いからです。
これが示しているのは
多くの人にとってリズムはノーマークなものに
なっている、という事実です。
でも、これをあっさり納得し、信じる人は
少数派です。
大抵の人はリズムに問題があるなどと
夢にも思ってないだけに、信じられないという
反応をするものです。
場合によっては僕が宅配便を販売していることを
指摘して「自分に都合いいことを言っている」
などとド失礼なことを言ってくるものまでいる始末です。
リズムという課題は
日本だけの問題ではありません。
普段海外の人の演奏動画とか見るけど
やっぱりリズムの甘さは演奏に出るから
すぐにバレちゃうんですよね。
でも、御本人はバッチリ弾けてるつもりだったりする。
こんな有り様ですから、
時間が経てば経つほど徐々に伸び悩んでくる。
結果、何をやっても良くならない、
という伸び悩みが来て
「ギターはこんなものだ、センスなのだ」
などとわかったようなことを口にして
自らを正当化するのがよくあるパターンです。
こうなると挫折は時間の問題です。
挫折しなかったにせよ、
ギターが面白いものにならないから
続けるのは難しくなっていく、という
未来は必至となりがちです。
こういう過程を経て「趣味だから」等と言って
自分を誤魔化してしまうケースが
なんと多いことか。
所詮は課題の克服が上達の真相ですから
課題が明確に慣ればギターはいくらでも
自由に弾けるようになります。
仮に課題が明確にならなくても、
リズムの課題は全員、潜在的に持っているものだから
リズムに特化した練習をすると
これまたギターはいくらでも自由に弾けるようになる。
でも、人とはかくも残念な生き物です。
課題も明確にならねば、
リズムをやったら良くなるよ、と言われても
それに専念できないややこしい生き物です。
そのくせ自分が良くならなかったのは
自分の努力や言動にあるとは認めません。
うまれもってのセンスが無かったのだ
といいたがる。
これは人格の問題でしょう?
精神が幼稚な証拠です。
これに切り込むのはホント難しい。
人の人生はその人の自由だから
どうしようも出来無いからです。
見るたびに、モヤモヤと複雑な気持ちになって
どうしようも出来ずにいました。
これはホント厄介な問題。
ラスボス感がすごいです。
ここまで来るともはや、
他人が介在できないから手が出せません。
心の鍛錬は自分でやるしかないからです。
だから、僕は自分の心の鍛錬に
徹するしか無いと思っています。
人の心がけがよろしく無いと指摘するからには
自分の心がけがよろしいことが
前提でなければならないから。
だから、こればかりは自分でやるしか無い。
僕が出来るのは自らの心の鍛錬をして
それが言動ににじみ出るようにすることで
示すしか無いのです。
この話を読んであなたがどう思うかは
わかりません。
正直、発信するのは怖い内容です。
でも、人格の未熟さ・精神の幼稚さが
上達を邪魔している真因であるのは間違いない。
だったらそれを発信するのが僕が出来る
精一杯だと思ったので発信しました。
人格・精神の問題は人間のすべての活動の
根っこにあるので、ここが改善されれば
すべてが良くなるのは言うまでも無いことです。
ただ、自分でやるしか無いし、
ここに着手できる段階というのもあると
思います。
だから、ここまでの話を読んで
重要だと思ったら自分なりに精神の陶冶に
励んでいただけたら良いと思いますが
そう思わないなら無視していただいていいと思います。
重要だと思えないなら
何も出来ないのが現実だと思うので。
ただ、20年ギター教えてきた結論がこれだと
いうことを知っていただけたら嬉しいと思います。