愚人は自分の経験からのみ学び、
賢人は他人の経験からも学ぶ
という言葉があります。
要は一人で戦うか
チームで戦うかってことですよね。
一人の力は大したことがない、
他人の力を使わせてもらったほうが
何事も成就しやすいよ、ということです。
これはギターも同じ。
ギターだけに限りませんが、
僕たちの先人って国も問わなければ
数え切れないくらいいるのです。
ギタリスト一人とってもそうですよね。
山ほど先人がいるわけです。
しかも、彼らはちゃんと作品という形で
その演奏を残しています。
実際に他界したギタリストでも
音にして沢山のヒントをのこしているのです。
しかも、僕たちギタリストは
その演奏を追体験できるのです。
音として残っているということは
それをマネルことができるからです。
ギター練習というと、基礎的な運指練習や
スケール練習といった
一見効率的に見えるシステムチックな練習を
大事にする人がいます。
もちろん、そういう練習は
ケースバイケースで利用できるので
否定する気はありません。
むしろ、利用できるタイミングが訪れたら
積極的に利用するべきです。
でも、一方で先にも書いたように、
僕たちの先人は沢山のヒントを
その作品の中に演奏として、
音として残しているのです。
それを僕たち楽器弾きは
もっと大事に扱うべきだと思います。
実際、過去のギタリストに思いを馳せながら
その演奏を追体験してみてください。
今やちょっと調べたら楽譜が出てくる曲も
多いからそのまままずはコピーしてみてください。
必要なら当時の時代背景なんかも
一緒にふまえると演奏の聞こえ方なんかも
変わるかもしれませんね。
いつもと違う上達を感じられるかもしれません。