何かがものになるために必要な時間は1万時間。

聞いたことがある話ではないでしょうか。

でも、同時に集中するなら20時間で良い、
という説もあったりします。

しかも、どちらの説も楽器演奏に機能する、
と言っているらしい…というのは
見逃せない部分ですよね。

で、こういうのを見ると
「どっちがホンマやねん!」
と思うかもしれませんね。

これ、時間という物差しで見ることに
違和感を感じます。

だって、方や1万時間、方や20時間って
差がありすぎだからです。

この差が生まれる背景は色々あるはず。

そもそも、何をもって
「モノになる」とするか?

という点が違っていると結論が変わる話です。

クラシックの世界で飯食いたいレベルなら
1万時間必要だけど、

楽しみでバンドやりたいとかなら
20時間で良いでしょ、

みたいな話があるんじゃないか
と思うんですよね。

それに、生活すべての時間を一つのことに
捧げられるような状況にある人なら
1万時間はやりやすいかもしれませんが…

仕事で疲れて帰ってきてる人が実践する
という条件になると
如何に楽しみレベルであったとしても
1万時間は何十年とかかる話になる。

実際に先の理論を活かそうとすると
時間以外の要素を考えないと
使えないような気がします。

なので、個人的には一旦時間というところから
離れたほうが良いような気がしています。

5分しか弾けない日もあれば
30分弾ける日もある。

気乗りする日もあれば
気乗りしない日もある。

僕たち人間は機械ではありません。

色々揺れる生き物です。

ピークがあればダウンもある。

そういう生き物です。

だから、あまり時間とかそういう指標で
自分を縛らないほうが気分良く続けられる
と思います。

そして、気分良く続けると結果として
「色々弾ける状態」が勝手にやってきます。

感覚としては

「なんかしらんけど
気がついたら弾けるようになっとったなぁ」

となると思いますよ。

そして、それは自然なことなので、
そういうスタイルはおすすめしたいと
思います。