「こんにちは、はじめまして」
教室の扉を開けて彼女はそういいました。
体験レッスンで来られたKさん。
互いに挨拶して、お話を聞いていました。
ギターちょっとやってたけど
ちゃんと習いたくてお越しになった、
という話や…
青空カラオケをやりたくて
ギター弾けるようになりたい、
という話を聞いていました。
※青空カラオケというのは
ストリートで弾き語りで歌うこと。
ところがバレーコードが
どうやっても満足いかない。
音はところどころプスプス鳴ったりして
非常に気に入らなかったそうです。
本とかYouTubeとかで弾き方とか調べたけど
そうそうに断念。
どうしていいかもはやわからくなって
教室に来られたということでした。
そこでちょっと演奏してもらって
一つアイデアを実践してもらいました。
するとみるみる彼女の表情が変わりました。
聞こえて来る音が
さっきと明らかに違ったからです。
先のバレーコードもきれいに鳴っていました。
レッスンが終わって、
彼女の一言が印象的でした。
今までギターに関して
持っていたイメージが
反対だった
というセリフ。
どうやら今までギターは弾くのに力が必要で、
うまく弾ける人は大変な練習に
長期間耐え抜いた人だと
おもっていたというのです。
よくあることなのですが、
ギターはやるべきことをやれば
誰でも弾けるものなのです。
この時に僕が彼女に授けたアイデアは
唯の身体操作のアイデアです。
ピックの持ち方、
ピッキングの仕方を変えただけ。
たったそれだけのことなのですが
たったそれだけのことで
長らくクリアできなかった部分が
クリアできたりするのがギターです。
こういうことからも
上達にセンスは関係ないということが
わかるでしょう。
いつも言ってることですが
身体操作とTONE×RHYTHMを攻略したら
ギターは誰でも弾けます。
身体操作とTONE×RHYTHM。
特に身体操作はやりやすいと思うので
これを基本に練習し続けてみましょう。