万人に機能するギター上達法があるとしたら
あなたは何だとお思いになるでしょうか。

くれぐれも「そんなもんあるか」
などと言わないでほしい。

そんなことを言ってしまえば
この話は何の価値もなくなってしまうからです。

万人に機能するギター上達法があると
「仮定したら」どんな方法が
思い浮かぶだろうか、
ということであります。

さぁ、今、あなたの頭の中には
何が浮かんだでしょうか。

もし、何かが浮かんだなら
それを試してみたら良いと思います。

それこそ、今すぐこの文章を読むのを辞めて
試したほうが良い。

ここからは、何も思い浮かばなかった人に
向けて僕の答えを紹介したいです。

何も答えが思い浮かばないなら、
僕の答えから実践したら
上達に向かって前に進むことができるからです。

実は万人に機能するギター上達法というのは
あります。

それはどんな方法かと言うと…

ギターを弾く習慣を身につけることです。

「方法じゃないじゃないか」という声が
聞こえてくるようですが、これは方法です。

だって、何でも良いから弾けば良いのだから。

習慣を身につける、というのは
そういう意味です。

弾くのを辞めなければいいだけです。

これができるだけで挫折する可能性はゼロです。

なぜなら、挫折とは弾かなくなることだから。

練習方法云々にこだわる前に
先ずは演奏習慣が必要なのです。

1回数秒で良い。

何でも良いから弾く習慣をつけること。

こうやって、ギター弾かなければ気持ち悪い
と感じる体質を創ることなのです。

これが出来たらあとは時間の問題。

とにかく毎日弾く、頻繁に弾く。

そして、辞めない。

弾かない日を作らない。

要は習慣。

これで良いのです。

古くは孔子が「性相近し、習い相遠し」

アリストテレスが
「人は習慣によってつくられる」

と残しています。

近年では詩人のアミエルが
「人生は習慣の織物」

野球のイチローさんが
「小さいことを積み重ねるのが、
とんでもないところへいくただひとつの道だ」
と残しています。

更には仏教には熏習という
習慣の教えがあるほど。

時代も場所もジャンルも違う各方面で
習慣は人間の智慧として残っておるのです。

これでギターだけ例外だと考えるのは
おかしいのです。

ギターだって例外ではありません。

先ずは弾く習慣。

これがないのに練習法など漁っても
身にはなりません。

智慧というのは行動とセットです。

知行合一。

先ずは習慣です。

弾きましょう。