愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ
こんな言葉があります。
これは言い換えることが出来ます。
愚者は人に学ばない
賢者は人に学ぶ。
と。
歴史に学ぶということは
人に学ぶということです。
人の経験や事跡を活用して学ぶ
ということです。
人の言ったことはもちろん、
人の経験や体験を利用して学ぶわけです。
自分という1人だけの狭い知識経験か
それとも他人の力を借りるか?
という意味でもありますね。
僕は愚者です。
だから、若い時にギターを人に学ぶなんて
みっともないことがあるか。
音楽は芸術なのだから、
どんな演奏もその人の正解なのだ。
だから、人に学ぶ必要などない。
こんな思想で生きていました。
今から思うと、
なんと傲慢なアホなんでしょうね。
「お前は何様じゃ、未熟な鼻垂れ青二才が」
今、もし、当時に戻れるなら
僕は当時の僕にこの様にいってやりたいです。
もちろん、音楽は芸術である以上
一人ひとりの演奏は正解でしょう。
でも、それと人に学ばずともよい
と考えるのは話が別。
自分一人でのみの力でなにが出来るものか、
と思います。
自分一人で何かが出来ると考えるのは
全くもって現実がわかっておりません。
バカの思い上がりだとすら思います。
これは別のジャンルの話をもってくると
わかりやすいかと思います。
痩せる方法を無料で検索して、
お金をかけずに痩せることはできるけど、
時間かかるし、非効率だし、成功確率は
かなり低い。
そこで、賢者は人に学ぶ。
プロの人についてもらった方が、
圧倒的に早いし、間違いないのを
知っているわけです。
そこにお金を使って「時間と環境を買う」。
結果、人生という長い目で見た時に
結局、豊かになる。
これはギターも全く同じ。
賢者は人の力を借りる。
愚者は自分1人で頑張る。
昔の自分に言ってやりたい教えです。