ギターが楽しくない…
こうなったらかなり危険サインですよね。
挫折手前の兆候です。
でも、これをなんとも出来ないのが
普通です。
一旦、楽しく無いと思ってしまえば
もう、その流れから回復させることは
なかなか難しい。
だから、前回、楽しいということを
ちょっと考察した結果をシェアしました。
要は進歩感が楽しさの源泉だと言いました。
昨日より少しでも進歩したところを
探すこと。
これが楽しさを生むための秘訣です。
要するに進歩感というのは
そこに喜びがあるから
楽しさを引き出しやすいのです。
つまり、喜びというのが鍵。
実際、これは僕ら日本人には
ピッタリ来る解釈です。
この「喜び」というのが
たのしさの源泉である証拠があるので、
1つシェアします。
日本には神話がある。
天岩戸神話というのがありますよね。
太陽の神アマテラスオオミカミが
隠れてしまったことで
世界は真っ暗になるという話。
隠れたときに外界と遮断するために
アマテラスは岩で出来た戸で
洞穴をふさいだ。
これが天岩戸。
さて。
アマテラスが隠れてしまったことで
闇に覆われたわけですが
真っ暗なので互いの声しか聞こえない。
困った残りの神々は作戦を立てた。
岩戸の前で宴会をしよう。
どんちゃん騒ぎをしてパーッとやろう。
その声をアマテラスに聞かせて
何を楽しそうなことをやっておるのかと
岩戸を少し開けて除くだろうから
その時に引きずり出そう、
という作戦。
この作戦は大成功。
世界に光が戻って来る。
このときの話が古語拾遺という
歴史書に残っている。
あはれ
あなおもしろ
あなたのし
あなさやけ
をけ
この「たのし」というのが
「たのしい」の語源。
これは訳すとこういうことです。
↓
やったぜ!
なんとみんなの顔はこんな顔だったか
良かった、なんと喜ばしいことだ
これで世界は明るく清浄に清められた
最後の「をけ」は囃子詞(はやしことば)と
言ってあまり意味がない。
つまり、喜ばしいことを「たのし」と
言ったのです。
もちろん、「たのしい」の語源です。
僕らの祖先はこういう感覚で
言葉を使っていて
それをDNAを通して僕達に
伝承しているのです。
だから、楽しいというのは
喜ばしいことに使う。
だから、喜ばしいことを探せばいいのです。
ギターに置き換えたらそれは
進歩感でしょう。
だから、ささやかでいい。
とるに足りない些細なことでいいから
昨日より進歩したことを見つけるのです。
それがギターを続けるコツであり
続けたら誰でも弾けるようになるのが
ギターです。
昨日よりほんのちょっとでも
進歩したところを創りましょう、探しましょう。
追記
ちなみに、僕はこの進歩感を探すプロなのです。
ギターを教えるということは
生徒さんが昨日より良くなったところを
探すということ。
生徒さんが昨日より良くなった
と感じられることを
ともに創ることなのです。
もし、自分で進歩感を探せないなら
メールしてください。
何か役に立てると思います。
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