出来るだけ楽しく気楽に上達したい。
これは誰しもが望むことではないでしょうか。
もしかしたら、挫折率が恐ろしく高い
ギターになると
そんなことは無理
と最初からたかを括る人もいるかも知れません。
でも、人間の本能というか、本心として
可能ならばできるだけ楽しく気楽に上達したいと
思うのが人情ではないでしょうか。
そして、めんどくさがって、
効果的な練習に取り組まない言い訳に使われる
「趣味だから」という言い分もここでは
使えると思っています。
つまり…
趣味だからこそ、楽しく気楽に上達するべき
なのです。
でも、
「そうは言っても、現実はそうならない…」
そんな風に思う方は多いことでしょう。
でも、それはやり方がまずいだけだったりします。
例えば、僕は過去に活躍したギタリストの
フレーズをコピーすることを練習として
推奨しています。
これを伝えると人によって色んな実践を
されるのです。
ある人は
「とにかくルーツやレジェンドのフレーズを
弾けばいいのだ」と考え、
興味もないブルースの楽曲を使ったりする。
ある人は、
「自分の好きな曲を最初から終わりまで
通して弾けなければいけない」と考え、
完コピを頑張る
ある人は
「難しいものが弾けたら何でも弾ける」
と考え、いきなりメタルの速弾きとか
ジャズの速弾きフレーズに挑戦したりする。
また、ある人は何を聞いていたのか知りませんが
「それでも基礎が重要だ」と考え
基礎トレフレーズをせっせと頑張ったりする
パターンも見たことがあります。
最後のケースは人の話を聞いてないか
日本語読めない人だから
論外ですが…
残りのケースは間違いではないものの
楽しく気楽に上達できるか?と言われると
「ちょっと難しいのではないか」と言わざるを
得ないのです。
もちろん、あなたがすでに何かの練習をしてて
楽しくやれているならこんな文章を読む必要は
ありません。
自らが楽しいと思える事をしたら良いのです。
でも、僕が出している
「エレキギター練習の教科書」等を読んで
コピーをしているのにもかかわらず
あまりギター弾いてるのが楽しくない
という状況なら…
これからお話するアイデアは
あなたのギターを楽しくしてくれるとおもいます。
そして、モチベーションの問題からも
解放してくれるし
モチベーション高く弾くことが出来るから
望まなくても自動的に上達を実感することでしょう。
では、それはどんなアイデアか?
それは…
自分の魂を揺り動かすようなフレーズのみを弾く
というアイデアです。
「魂を揺り動かす」と書いたから
ものすごく感銘を受けたフレーズのみを弾け、
という意味かと思われるかもしれませんが…
そうではありません。
あなたが少しでも「かっこいいな」と
感じた部分「だけ」を弾くようにするのです。
それがギターソロの一部分ならそこだけ弾く。
バッキングでそういうのを感じたら
そこだけ弾く
(バッキングで見つけたら
かなり収穫が期待できます。)
「魂を揺り動かす」と書いたのは
感銘受ける度合いが高いものを優先するのが
おすすめだからです。
なんせ、「自分が良いと思った部分だけ弾く」
というのがポイントなのです。
自分が良いと思っているのですから
モチベーションの問題も自動的に解決しているし
弾けた後の達成感もある。
弾けない間の楽しさというのも
自分が心動かされたフレーズなら感じられることが
多いのです。
なので、
「自分が良いと思っているフレーズを弾く」
というのは練習メニューに組み込まれると
高い効果が期待できるのです。
よかったら試してみてください。
追記
ちなみに演奏の基礎を作りたいときは
興味はないけどレジェンドと呼ばれるギタリストや
ルーツになるジャンル
(60年代ブルースやソウル、70年代ロック等)を
コピーすると良いと思います。
それらのバッキングフレーズを
リズムに重点をおいてコピーすると
演奏の基礎など自然と出来上がります。
もちろん、一朝一夕にはいきませんが
これが積み重なると演奏の基礎は出来上がります。