この話は少なくともギター上達の本質だ
と思っている話です。
これが出来れば上達は保証できるような話です。
しかも、大した労力をかけることもなく
つまらないことを必要だからといって
我慢することもなくなるでしょう。
むしろ逆に、楽しくてもっともっと
やっていきたいと思うかもしれないような話。
多分聞いたら「そんなことか」と
思うかもしれません。
でも、「分かっている」と「できる」が
違うように、本当にこれをやっている人は
全然少ないのが現実だと感じています。
それもそのはずで、
僕たちのサガに逆らうような話だからです。
「サガに逆らう」という表現をしたから
難しいと思うかもしれません。
たしかにそうかも知れない。
でも、このサガは逆らうことができるし、
実現した後のメリットが大きすぎる話です。
実際にできる、出来ないにかかわらず
これを実現しようとしないのは
ほんとにもったいないと思います。
そんなギター上達の本質はなにか?
それは…
シンプルさを維持すること
これが本質。
人は難しいことを好みます。
理解が難しい事ほど、価値があると
錯覚します。
習得が難しいことほど、
価値があると思うわけです。
12のステップは価値があるけど
たった1つのステップといわれると
軽く見るわけです。
難しい概念や知識を使いこなしている人は
価値があると思ってしまう。
高学歴は敬うけど
低学歴は馬鹿にする
複雑な技術を持っている人は敬うけど
シンプルな技術しか持たない人には
価値を感じない。
知識が深い人は敬うけど
誰にでも知っているようなことしか
言わない人はスルー。
みたいな感覚を持っていたりします。
つまり、人は困難、難題、ストレスを
歓迎してしまうサガを持っている、
と言えるのです。
でも、それは本当でしょうか。
複雑さというのは本当に価値あることでしょうか。
僕は幸いにして16歳のときに出会った
先生がシンプルさの価値を教えてくれた人でした。
塾にも予備校にもいかずに
遊び呆けていたのに
学校の授業だけで
エリートコースを歩まれた方。
本当に頭がいい人、本当にできる人
本当のやり手はシンプルなんだ
とそれまでの15年間の錯覚が一気に転換した
1年間を過ごさせてもらえました。
ギターも同じなのです。
上達しない、楽しくならない。
それはあなたの能力がないからではありません。
能力開発に関して錯覚しているだけのこと。
上達するには複雑なことが必要。
楽しくやるには複雑なことが必要。
厳しい練習が必要で
面白みもない練習が必要で
マニアックな知識がないと駄目で
複雑な音楽理論を理解しなければいけない。
そうやって複雑さをひたすら受け入れて
物事を難しくしているから
なかなか上達しないし
楽しさを感じることもない。
物事の思い軽いも一向に見えてこないから
自分の演奏の素晴らしさにも気付けない。
こんな状況だったら
本当は起こっている進歩を見逃していても
無理はないでしょう。
ギターだって他のことと同じで
シンプルさが鍵になります。
複雑なことに心奪われている状態では
本質は見えてこないと思いますよ。
追記
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たった一つしか載せてませんが、
これが出来ないと話にならない、
と思うような内容です。
やったことある方法かもしれませんが
ちゃんと原理原則を理解して実践している人を
あまり見たことがありません。
だから、読むだけで錯覚が外せるように
意図して書いたものです。
複雑さを歓迎するといったサガは後天的に
身につけたものです。
だから、いくらでも外せます。
その助けになったらうれしいです。
↓