どんなことでもそうですが
習慣になれば身につくものです。
イチローさんの素振り練習なんかは
まさにその典型ですよね。
高校3年間、就寝前の10分の素振りを
365日やり続けた。
これが御本人が「一番やった」と
思える練習だったそうです
結果、これが世界のイチローを作ったわけですから
習慣の力とはおそろしくパワフルなもの。
ただ、習慣を利用するのは
多くの人が失敗しております。
だからこそ習慣化の本は山程出てますよね。
だから、ノウハウも多数です。
クリアできる小さな目標を設定せよ、
などという目標設定タイプ。
なにかの行動に紐つけると習慣化しやすい、
などという心理学タイプ。
記録して可視化する、
などというシステム攻略タイプ。
…とまぁ、色々あるわけです。
この様に色々あるのに習慣化出来ないのは
やはり習慣というものの本質が
わからないからでは無いかと思ったりします。
習慣というのは習う、慣れると書いてある。
だから、習うとは何で、慣れるとはなにか?
ということがわかると習慣の正体がわかります。
これは漢字の話になるので結論だけ書くと…
習うとは、模範を何度も真似すること。
慣れるとは、心を貫くこと。
なので、習慣というのは
習慣化したい対象に対して
心を切らさずに何度も何度も実践することで
形成される、ということがわかる。
つまり、へこたれなければ何でも良いのです。
だから、例えば、「目標を小さくする」
というのは機能しやすいとわかります。
目標が大きすぎると達成できなかった時に
嫌になったり、落ち込んだりするからです。
でも、中にはそうならない人もいるから
そういう人にはこのメソッドは役にたたない、
ということになるのです。
「なにかの行動に紐つける」。
これは「ついで」を利用しているわけです。
風呂はいった「ついで」に歯を磨く、
といったこと。
つまり、これはある種、
心を錯覚させているわけです。
ついでにやることで、努力感を感じないように
しているわけです。
だから、これも人によってはついでにやるのを
忘れてしまったり、努力感を感じると
できなくなる。
「記録して可視化する」というのも同様。
記録して可視化することで
自分がやった内容がわかる。
だから、それを見て充実感を感じられれば
機能するが、感じられなければ
記録するのがめんどくさくなって続かない
ということになるのです。
要はよくある習慣化メソッドが
機能したりしなかったりするのは、
「習」のアプローチばかりだということです。
「慣」という部分。
心を切らさない、ということを
忘れているから起こるように見えてなりません。
ということは「慣」の部分…
例えば…
何故、その習慣を
身に着けようとしているのか?
という部分や
その習慣を身に着けて
自分は何をしようとしているのか?
というそもそもの部分を
いつも思い出すことを儀式のようにやれば
習慣化はやりやすくなると思います。
実際、これは僕もこれを教えた生徒さんも
これで上手くいっているので、
あなたにも効果あるかもしれません。
ギターで言うなら…
何故、ギター弾けるように
しようとしているのか?
ギター弾けるようにして
何をしようとしているのか?
という部分をいつも思い出していれば
ギターを弾くとか練習するとかそういう習慣は
身につきやすいということです。
そうなると、あとは「習」だけの問題だから
練習内容を徹底的に効率化させると
驚くようなプロセスで上達できたりするのです。
ピンと来たらやってみてください。
追記
やっぱり人間は心の生き物ですね。
ノウハウだけ(習のみ)では
成り立たない。
アクションと精神が必要なのです。