あなたには人生を変えてくれた

強烈な出会いがありますか?

 

 

僕は幸いにしてあります。

 

 

しかも、何人もいる。

 

 

その中でも強烈な、

「この人がいなかったら今の自分はない」と

心の底から思える方がいます。

 

 

僕がこの仕事をしているのも

きっとこの恩人のおかげだし、

未だに尊敬している方。

 

 

 

昨日、アシスタントと会話していたときに

この方の話になりました。

 

 

もちろん、この話はギターと

直接関係ないかも知れないけど、

まぁ、たまにはこういうのもいいかな

とおもったので書くことにします。

 

 

 

僕には「終生の師」とおもっている人が

数名います。

 

 

この話に出てくる師はその内の一人。

 

 

馬鹿だった自分を2時間で変えてくれた人です。

 

 

16歳のときに出会った数学の家庭教師。

 

 

この人であります。

 

 

 

僕は先生に「考えるとはどういうことか?」

というのを教わったとおもっています。

 

 

最初の2時間のレッスン。

 

 

これで僕の中にはいろんなものが芽吹きました。

 

 

 

数学の理解の仕方。

 

 

問題の解き方。

 

 

表面的にはそういうのを教わっているのですが、

実態はそうではなく。

 

 

 

数学を通してモノの見方、考え方を

教えてくださいました。

 

 

だから、レッスンが終わったときに

 

「俺はなんて今まで損をしていたんだ」

 

とおもったんです。

 

 

結果、僕は家に帰って自主的に小学校から

中学卒業までの数学の教科書を読み直しました。

 

 

先生に教わってから読み直したことで

数学が好きになり、論理というものの面白さに

ハマりました。

 

 

1ヶ月後、僕は奈良県の公立高校の

一斉テストで300位以内に

ランクインしていました。

 

 

多分、自分の高校だけでいうなら、

トップ5くらいに入っていたのかも知れません。

 

 

もちろん、これはタダのまぐれ当たり

だったのではありません。

 

 

高校3年間、数学の授業は居眠りしてても

問題なくいい成績を修めることができました。

 

 

 

で、僕が得た財産はこういう成績がどうとか

そういうことではありません。

 

 

僕が得た財産は、

 

「センスじゃなくてやり方が整えば

人はだれでも変われる」

 

という体験に基づく信念なのです。

 

 

 

万策尽きたとき、、、

 

人はもう諦めるしかないものです。

 

 

16歳の僕もそうだった。

 

 

僕だって、何も馬鹿になりたくて

なったのではないのです。

 

 

自分なりにやった努力が

何も実らなかっただけなのです。

 

 

でも、自分的にはもうどうしていいかわからない。

 

 

塾の先生も言っている意味がわからない。

 

 

となると諦めるしかないのです。

 

 

万策尽きているというのはそういうことです。

 

 

 

でも、そこで「そうじゃない」と教えてくれたのが

先生です。

 

 

モノの見方はこうなんだ

 

 

こう考えるんだ

 

 

自分では考えられなかったし、

周りの大人の誰一人として

納得できる答えをくれなかったから

諦めていたのに、、、

 

水を得た魚のように急に元気になる。

 

 

眠っていた力を開花させることができた。

 

 

この体験を僕はしているから今、

人の可能性を開くことを仕事にしているのだと

思うのです。

 

 

先生は数学で僕の可能性を開いてくれた。

 

 

僕はギターでそれをやろうとしているわけです。

 

 

 

数学で人生は変わらないと多くの人は

思うでしょう。

 

 

ギターで人生は変わらないと多くの人は

思うでしょう。

 

 

もしかしたらあなたもそう思っているかも

知れない。

 

 

 

でも、それは本当はそうではない。

 

 

僕は体験したから言えるのですが、

数学であろうがギターであろうが

可能性を開くことが出来る。

 

 

だからいつも機会があれば

生徒さんたちには言っているつもりです。

 

 

 

「ギターなんか誰でも弾ける。

 

 

弾けるようになるだけなら誰でも弾ける。

 

 

問題はどのようなプロセスで弾けるようになるか、

なのだ」

 

と。

 

 

数学の問題が解けるようになるだけなら

気合と根性でなんとかなったかも知れません。

 

 

でも、それでは可能性、人生、運命は拓けない。

 

 

 

そうじゃなくて。

 

 

そのプロセスが重要なのです。

 

 

出来るのは当然。

 

 

でも、どの様にしてできるようになるのか?

 

 

そこにこそ財産は眠っているのです。

 

 

 

追記

上記に書いたのは思い出話みたいなものですが

僕がコーチをやる上で絶対的な体験と

なっています。

 

 

弾けるようにさせる。

 

 

こんなものはコーチなのだから当然なのです。

 

※実際はそうならない人もいるから未だに

精進が必要な部分ではありますが、、、

 

 

 

それを通して、そのプロセスを通して

可能性や人生を拓くのが目的です。

 

 

このあたりの話は多分、ギター弾いている人ですら

気づいてない話も多いと思うので、

またの機会にさせてもらいます。

 

 

ものすごく重要なことなので。