最高のリフっていうのはほとんど1本の弦で弾けるものばかりだった。
僕はこの言葉が大好きです。
これはザック・ワイルドが
子どもの頃を思い出して発言した
言葉として伝えられていますが、
何を表しているかというと…
そのシンプルさなんです。
シンプルなものは記憶に残る。
シンプルなものはずっと生き続ける。
シンプルなものはやはり強いのです。
さて、突然ですが人前で演奏するイメージを
してみてください。
ライブでもなんでもいいのですが
人前で演奏したら、飲食店の仕事でもない限り
みんな基本的に見てくれます。
そこで自分の演奏をする。
大抵の人が緊張するでしょう。
そんな緊張下において
使えるのは、コードやスケールといった
音楽理論の知識でしょうか?
意識しなければ出来ないような
むずかしい技術が自分を
支えてくれるでしょうか。
明らかにそうではありません。
そういうときに出るのは普段、
どんな風にして練習しているのか?
というのが出るのです。
普段から弾けるフレーズの
テンポを高めることばかりやっている人の
演奏はぐちゃぐちゃだったりします。
普段から指が追いついたら何でもいいや、と
いう風にして練習している人の演奏も
ぐちゃぐちゃに崩れてしまう。
つまり、練習とは
当たり前に出来る内容のレベルを
高める行為なのです。
ギターの練習や上達を
難しく考えないことです。
シンプルに。
普段から人が聞いてて心地よい音楽を
演奏するにはどうしたらいいのか?
ということを追求すればいいのです。
お披露目をする予定がない場合は
「自分が」聞いてて心地よい音楽を演奏するには
どうしたらいいのか?
ということを追求すればいいのです。
こういうことをいつも念頭に置いていれば
色んな人のいう色んな練習方法に
左右されることはないでしょう。
人の練習法を採用するときにも
自分にあったものを採用しやすくなるはずです。
ご参考になれば嬉しいです。