山岡鉄舟という人をご存知でしょうか。
剣の世界で剣聖と呼ばれた人。
その人には弟子が当然いるんだけど、
その一人に小倉鉄樹という方が
おられるそうです。
その方が意外にもギターに通ずるようなことを
言っているのでシェア。
いいわけはいかんよ。
自分をかばうケチな了簡が
心につきまとっていると
人間が進歩しないぜ。
道を修める者は
いつも真っ裸でなくちゃいかん。
僕はこれを見たときに、
ギターも全く同じだと思いました。
自分をかばうケチな了簡、、、
了簡とは考えのことですが、
言い訳などその最たるもの。
ちょっと頭の回転のいい人は先に
「まぁ、言い訳ですけどね」
など言うことで相手から突っ込まれないように
していたり。
それこそが自分をかばう考えなわけです。
そして、それを「ケチ」と言っているのが
また、言い得て妙なのです。
そう、ケチなのです。
みっともない姿は出さないってするわけですから。
それはありのままを出すのが嫌だ
って言ってるんですよね。
だから、鉄樹さんは最後に
いつも真っ裸でなくちゃいかん。
と言っている。
毎日弾いてますか?
と聞くと、
「仕事が忙しくて」
「自分の時間がとれなくて」
なんて言ったりする。
僕はそんなこと聞いてないのに
「弾いてない」と言わずに
言い訳する。
そんなことだから
趣味ひとつ満足な形にならないのです。
実際これはホントそうで。
うちの生徒さんでも
満足に弾けるようになる人
って先の質問をすると
「いやー、実は弾けてないんですよ」
と素直に言うものです。
そこで初めて
「何に時間奪われてますか?」
と聞くことが出来るわけです。
それで、出てきた答えに合わせて、
「じゃあ、こんな工夫を
してみたらどうでしょうか」
という考えを出すことが出来るわけで。
最初から言い訳して予防線はる人は
何を考え出しても新しい言い訳して、
結局やらないってことになる。
まさに
人間が進歩しないぜ
と鉄樹さんがおっしゃっている通り。
できてないものはできてない。
やれてないものはやれてない。
そういうことを素っ裸に
出せる人は見込みがあるともいえます。
なにかが上手くいかないときに
人の助けも入りやすい人なのです。
だから、進歩する。
当然のことなのです。
どーせ見る人が見たら如何に言い訳しようが
バレてるのだから気分よく素っ裸に
なったほうが良いはずです。
どうでしょうか。
あなたは素っ裸になれているでしょうか。