以前、エレキギターの練習に

さほどスケール練習は効果的ではない理由を

シェアしました

スケール練習が無意味な理由

この最後に僕はこう書きました。

 

> 「では、よくあるスケール練習というのは

> どういう考えで作られたのか?」

> というのが疑問になると思いますが、

> それは長くなるのでまた別の機会に。

 

なので、これについてお話します。

 

ただ、最初にお断りしたいのですが、

これからお話することは

僕の推論の域を出ません。

 

長年ギターと関わってきて感じることを

書くだけのことです。

 

スケール練習を発案し、

日本に広めた人がいるはずですが、

僕はそんな人と繋がりがあるわけでも

ありません。

 

当然、スケール練習の意図を

広めた張本人に確認したわけでも

ありませんのでそのへんはご了承ください。

 

では、長くなりましたが、お話します。

 

スケール練習はそもそもどういう考えで

作られたのか?

 

これは….

 

今までたくさんの

ミュージシャンが作ったフレーズに

使われている、スケールポジションを

すべて覚えればどんなフレーズにも

対応できる….

 

という考えが

ベースになっているように見えます。

 

だからこそ、スケール練習のメインは

スケールのポジションを上下になぞるものが

メインなのです。

 

それ専用の本が出版されるほどですから。

 

 

ここでわかりやすくするために

前回の話と今日のここまでの話を

まとめてみます。

 

スケールというのはフレーズを生み出す人が

知っておくべき知識であり、法則

 

スケール練習とはスケールポジションを

すべて覚えればどんなフレーズにも

対応できる、という考えがベース

 

こんなところでしょう。

 

 

さて。

 

そろそろ、核心をお話しましょう。

 

あなたが弾きたいフレーズは

スケールポジションの上下運動で

出来ているのでしょうか?

 

あなたは作編曲やフレーズを作ろうと

しているのでしょうか?

 

昨日のメールでもお伝えしたように、

この話はアドリブ、作編曲をしている人は

対象外ですので….

 

当然答えは「NO」ですよね。

 

答えは明白ですよね。

 

そう、僕たちが弾こうとするフレーズは

その大半がスケールポジションの

上下運動では出来てません。

 

確かにスケールの中の音を使ってはいますが、

それを行ったり来たりしていることが

多いはず。

 

ときには大きく音を

ジャンプさせることだってあるはずです。

 

なのにスケールポジションの

上下運動練習をする…

 

こんなことをする必要があるのでしょうか?

 

これが個人的にスケール練習を

勧めない理由です。

 

参考になれば。