読者さんからこんなメールを頂きました。
今、アコギの曲と思いHard Luck Woman
を弾いていたのですが、ふと思いだしたの
ですが、ギターを弾き始めの頃、
教本だったか雑誌だか忘れましたがそこに
弾きたい曲をまずコードで弾けるようにしろと
それから弾きたいポジション
(リード、サイドなど)を弾けと言ってましたけど
これってリズムを覚えろってことですかね?
(体感しろ?)
確かにソロで行き詰まってコード弾きを
すると意外とソロが弾けるようになってましたね
(弾けなくても光が見えて来た)
コード弾きすることでリセットされた
気がしましたね
合ってるか分かりませんが自分なりの
ジレンマからの脱出法でした。
すごくヒントになるメールだと思いました。
僕なりの解釈をシェアします。
まず、このメソッドは
コード弾き
↓
実際のフレーズを弾く
という流れで練習しろってことですね。
で、それは「リズムを覚えろ」
ということかと言われると…
多分、発信者はそう言ってない気がします。
コードとフレーズは不可分の関係です。
コインの裏表みたいなもの。
一体のものを別の角度で見た結果が
コードであり、フレージングだから
コードを先に弾くことで
フレージングを深く味わうことが出来る
というような意味合いなのではないかと
僕は解釈しました。
でも、この方がいうように
コード弾きによりリズムを体感する
という解釈をすると
ソロが弾けてもおかしくないとは思います。
リズムを先に押さえておく事で
ソロもリズム優先で捉えるクセが付きますしね。
他にも、コード弾きは
身体を大きく使うことになるから
身体を動かすウォーミングアップにもなると思いますし…
コードのフィンガリングというのは実は
トレーニング要素が強いからそれも
ソロ攻略に貢献するかと思います。
一発で複数のポジションに指を配置するのが
コードのフィンガリング。
それは脳からすると負荷なんですよね。
実際、リズムギタリストはみんな
コードに強いですが、リードも弾ける人が
多いのはこういうメカニズムがあると思います。
意外にコード弾きはバカに出来ません。
ちゃんとやることでかなりトレーニングになるから
いろんなものが弾けるようになるというのは
あると思います。
参考になれば。
追記
確か、ジョー・サトリアーニも
コード弾きを大事にしてた気が…
実際、コード弾きのエクササイズを考案したものが
ここに書いてた記憶あります。
↓
若いときに上記の日本語版を取り寄せて
確かディミニッシュコードの
エクササイズをやった記憶があるけど
コードチェンジというものが
如何に指のトレーニングになるか
というのが実感できた記憶があります。
結局、そのエクササイズは
続けなかったけど
曲を弾くときにコード弾きはするように
なりました。
エクササイズもこういう利用法をすると
学べますね。