もし、あなたがギター練習しているけど何からはじめて良いのかわからない・・・
今、練習しているけど、全然うまくならない・・・
みたいな感じだったら、今回の話は大きなヒントになると思います。
ここにそれを表すストーリーがあるので紹介させてください。
最低3点の落ちこぼれ
僕は昔、数学が全然ダメでした。
でも、家庭教師のおかげで急激に成績がよくなりました。
1ヶ月で上から数えたほうが早い成績をキープするようになりました。
それまで最低3点の成績は急に85点を下回らなくなりました。
いきなり85点をとった時、それはそれは嬉しかった。
テンションが上り、先生に答案を見せました。
「きっと喜んでもらえる」
「褒めてもらえる」
「認めてもらえる」
そんな風に期待していました。
待っていた未来
数分経って、先生の手が飛んで来ました。
そう、頭、はたかれたんです。
えっ・・・
なんで・・・?
この成績あかんの?
僕は先生に聞きました。
「この成績ダメなんですか?」
改心
すると先生は教えてくれました。
「お前、取れるもん取れてへんやんけ」
言われて見てみると、計算問題で間違えていたのです。
「お前、計算できひんの?んなわけないやろ?」
そう言われてぐうの音もでませんでした。
先生はこう教えてくれました。
「もし、お前が知らなくて50点やったとしたら俺は責めへんで。
むしろ褒める。
でも、取れるもんが取れないのはあかん。
この答案、お前やったら95は取れたで。」
叱られてるんだけど、僕は嬉しかったです。
「お前やったら95は取れた」
つい、先月まで3点しか取れなかったバカに対してこれ、言えますかね。
僕は先生の思いやりに泣きそうになりました。
そして、重要なことを学びました。
まずはシンプルなことをきちんとこなせる人になろう、と思ったんです。
これはギターも同じ
ギターも同じです。
まずはシンプルなことからです。
バッキングやリズムギターを軽く見る人は多いです。
でも、曲の95%はバッキングです。
それをちゃんと弾けないというのは、計算問題を間違えて95点取れるはずが85点しか取れなかった過去の僕と同じ過ちを犯していることになるのです。
計算問題と違ってバッキングは出来てないのに出来たつもりになりやすい。
だからこそ、一生の練習になるんです。
ちなみに僕は音楽学校出てもう、20年くらいになりますが、未だに練習はバッキング一択です。
未だに弾けないバッキングとかあります。
それでも、頼まれればほぼリハなしで本番をこなすこともあります。
別に特に問題は起こりません。
まずは基本からやることです。
そして、基本を徹底させること。
それだけで、音楽は楽しめるようになりますよ。