軍には負けて逃げ出すものもいる。
たるむやつもいる。
落ち込むのもいる。
崩れるのもいるし乱れるのもいる。
これら6つの現象は運悪く起こるのではない。
将軍の過失のせいなのだ。
これは孫子の兵法で語られている内容です。
一見、軍隊の話のように見えますが
日常で起こることでもあります。
人は誰しも逃げ出したくなる時があるし
ダラダラしたくなるときもある。
落ち込むこともあれば、どうしていいかわからずなし崩されてしまうことも、見境なくキレて乱れまくるときもあるわけです。
でも、それは残念ながら運ではないってことです。
なにかに原因があるということです。
最後の部分は「将軍の過失」と書いてるけど、僕はもっと適切な語句があるとおもっています。
将軍の過失ではなく、原因が見えないことが原因なのです。
孫子がこのくだりで言いたいことは
運のせいにするなよ
ってことなのです。
だって、運のせいにしたら、
変わらないから。
ずっと苦しみが続くからです。
もちろん、どうしようも無いことはあります。
でも、それでも運のせいにすると人はやるべきことをやらなくなります。
そして、運命は変えられないとか寝ぼけたことを言い出します。
宿命は変えられないけど運命は変えられるのです。
どこへ命を運ぶのか?と言うことだから変えられるのです。
やるべきことをやって後は運に任せる。
孫子が言いたいのはこういうことだと思います。
そして、これはギターでも同じ。
ギター楽しみたいなら楽しめるようになることをやるべきです。
それが見えないなら見る努力をすること。
その上で結果がどうなるかは運です。
あなたはうまくいかないことを何もせず放置していませんか?
追記
そういえばこれと同じことを松下幸之助さんも行ってましたね。
「成功は運のせい。失敗は自分のせい(原因が見えてないせい)」
結局、ジャンルが違っても同じ事だと言うことだと思います。