以前、ある方に

「いい歳して今更ギター?」

と言われてしまって悔しい思いをした、
という方の話をふと思い出しました。

ギター始めようと思ってる、ということを
家族に伝えた時にいわれたそうです。

家族ですから悪気があるわけではないのでしょうけど
ショックですよね。

僕はこの話を聞いて
16歳の時のことを思い出しました。

クラスメートの1人に、
「楽器始めようと思ってる」
と言ったら
「なにやるの?」と聞かれたんです。

当時は楽器は決まってなくて
ただ、漠然とバンドやる、と決めていたので
テキトーに「まぁ、ギターかな」と
口にしたんです。

するとそのクラスメートはこういったんです。

「ギター、難しいやろ」

一瞬怯みました。

僕の心に小さなトゲが飛んできたように感じました。

もちろん、この言葉、悪気はないんですよね。

でも、僕は否定されたような、
そんな気持ちになったのを覚えています。

そうである以上、
何かを始めようと思っている人の
やる気を削ぐことにはなりかねない。

僕の場合は若かったこともあって
即、跳ね返すことが出来ましたし、
結果、ギターが仕事になっております。

でも、これがそれなりに
人生の酸いも甘いも経験した人なら
どうでしょうか。

なかなか堪える言葉なのではないでしょうか。

もちろん、悪気があるわけではないでしょうから
言った相手を責めることも出来ません。

でも、心にぐさっと刺さる言葉でもあるわけです。

こういうときはどうしたらいいのでしょうか。

これは実は簡単で。

無視して良いのです。

自分で何かをやり遂げた経験がない人ほど
他人の挑戦を否定してしまうもの。

一度きりの人生で挑戦してきた人は
まず、先のような言葉はいいません。

モノになろうがなろまいが
一つの道を追求した人は
絶対に人のやる気を削ぐようなことはいいません。

むしろ「いいじゃないか、頑張りなよ。
色々あるかもだけどきっと楽しいよ」
と言いたくなるものです。

つまり、「いい歳して今更ギター?」
なんて言葉は道を追求したことがない人の
言葉である可能性が高いのです。

これからやろうとしていることを
やってきた人の言葉ではないのだから
スルーしておけば良いのです。

そして…

「じゃあ、俺はいい年しても出来ることを
証明してやろう」

と心の中で宣言したら良いのです。

そう、宣言したら、今から
ギターを手に取るのです。

たとえ、最初は思うように弾けなくても、
毎日少しずつでも弾く。

上達という結果がついてくるのはもちろんですが、
そうやって何言われてもやめずに続ける姿が、
あなたの知らないところの最高の『証明』となりますよ。

古来から「人は常に新たになれる」ということは
教えとして残されているのですから
やってやれないことはないのです。

自分の人生の主導権は自分にあるのですから
「年齢」「タイミング」「今更」といった
ことは無視してやりたいことをやりましょう。

追記

ちなみに、ギターでわからないことがあれば
出来る人に相談したら良いのです。

ちなみに僕は
相談に乗ることが出来るので
必要なら以下からご連絡ください。