まずギターをやるうえで、
自分の好きな曲を練習するのは
とても大切なことです。ですが、好きな曲を弾きたくても
難しくて挫折しそうになってしまう場合は、
好きな曲の全部を弾けなくても、
その曲の中の好きな部分を少しずつ取り出して
弾けるようにしていくと
とても楽しくなってきますよ。弾けている気持ちになって
楽しむことも大事なので!(笑)
こうおっしゃっているのは
佐藤将文さんというプロギタリスト。
たまたま、見つけたお言葉です。
素晴らしいアドバイスだと思いました。
まさにこうなんですよね。
練習って結局、継続しないと駄目なのです。
ギターに限らずどんなことでもそうですが、
継続が命。
継続しないのにうまくなる、とか
上達する、とか
楽しく弾けるようになる、とかはない
と思います。
継続する効能は意外なところに顕れますよ。
先日、うちの生徒さんに
こんなコメントを頂きました。
特に何かしたわけではないのですが、
今回このフレーズを弾いていて
あれ?なんか以前と違う感触だ・・
もしかしってブリッジミュートって
こんな感じ?と思いました。
この生徒さんはオフラインの生徒さんでは
ありません。
オンラインでお付き合いさせてもらっている
生徒さんですが、動画を添削したり質問に
答えたり、という形で
サポートさせてもらっています。
そんな彼女はブリッジミュートが苦手だった。
僕からも必要な要件は伝えて、
とりあえず出来るようになってもらって
あとは数こなすことで習得、
という段階までもっていきました。
数こなして大丈夫な段階まで
持っていったらあとは習得に対する
執着心を解くだけ。
時間が勝手に解決するので
そのように指導するのですが…
先のコメントにあるように
特になにかしたわけでもないのに
いつの間にか身についている、という
現象がギターでは起こるのです。
普段から彼女には感心させられることが
多いのですが…
このときもそうでした。
よくある生徒さんのパターンなら
「できた!」「良かった!」で終わることが
おおいのですが、彼女はここで…
やはり継続するというのはすごいものですね
とコメントしてくれました。
継続に着目した。
継続という「見えない要素」に着目できるのは
素晴らしいと改めて思いました。
どんなことも継続ありきです。
僕は普段からリズムギターの重要性を
強調していますが、リズムギターなど
まさにそう。
「できた」と思って、手を緩めると
わからないように下手くそになっていきます。
「できた」と思ったときほど色んなパターンの
リズムギターを弾くことで練習継続出来ると
時間が経てば経つほど非凡な演奏に
なっていきます。
趣味でやっているのに
弾いたらプロみたいな音が出る
というようなことは普通に起こってきます。
オフラインの生徒さんは特にそうですが
5年10年単位で通われる方が多いので
こういう現象はよく見受けられます。
知識も練習方法も大事です。
でも、それも継続出来ないと
実を結ばないのです。