ギターレッスンに

美容室のオーナーが

来てくださっています。

 

 

この方、女性なのですが、

ほんと人間的にとても素晴らしい方です。

 

 

「この人、多分早々にうまくなるな…」

 

 

というのが数回のレッスンでわかった位

人間がデキている人の動き方なのです。

 

 

 

そんな彼女が、先日自社の入社式を

やったそうです。

 

 

その際に彼女がギターを弾いて、

他のスタッフの方々が歌ったり踊ったりする

余興をしたそうです。

 

 

その曲がまた難しい曲を選ばれたのですが

それは彼女がやりたかった曲ではなく

スタッフのみんながやりたかった曲。

 

 

彼女の段階からすると

ちょっとハードル高い感じの曲なのですが、

外からもたらされた話は

あまり断らないほうが良いので、

頑張られました。

 

 

 

そして、無事に入社式が終わり、

その時の模様が動画で送られてきました。

 

 

確かに無理のある曲だから、

ギターが云々言い出したら

色々あるのもわかるのですが、

そんなことよりも全体に流れる空気感が

平和で良いものを感じました。

 

 

 

そもそも、ギターというのは

時間と空間を彩るものです。

 

 

音楽とはそういうもの。

 

 

そうやって時空を彩るから

空気を創る事になるのです。

 

 

そこが目的なんですよね。

 

 

 

そして、そういう視点で見ると

如何にギター演奏が良くても

全体で見たら50点のデキだった…

ということもよくあることだとおもうのです。

 

 

上達云々で図っている間は

まだまだだ、ということです。

 

 

 

その点、彼女の動画は画面越しなのに

空気の良さが伝わってくるから、

100点満点の出来だと思ったんです。

 

 

そういう内容のことを伝えると

こんなお返事が返ってきました。

 

 

私が上手くお披露目する事よりも
皆んなが素敵な時間を一緒に過ごす事の方が
重要なので私はこの時間を作れた事が
すごく良かったです。

 

 

 

こういう方なのです、

音楽を楽しめる人というのは。

 

 

 

ギター演奏をお披露目する人が

よく抱える問題に…

 

自分の演奏で恥をかきたくない、

 

というのがあるのですが…

 

 

そうやって自分を守ると、

余計に恥をかく結果になる…

というのはよくあることです。

 

 

 

でも、彼女のように

自分がどう見られてもいいから

みんなが良い時空を過ごせるように心がける、

ということがナチュラルにデキる人は

ギターで心配することなどないのです。

 

 

どーせうまくなりますから、こういう人は。

 

 

どーせ楽しく弾けるようになるのです、

こういう人は。

 

 

 

もし、これを読んで卑屈になってしまったなら

こう考えましょう。

 

 

いずれ、他人が安心で平和な時空を

提供したいと思えるような自分を見つけよう。

 

 

そのためにギターを弾こう、と。

 

 

 

そう思えた人は絶対に他人とステキな時空を

過ごすことができますから。

 

 

音楽を楽しむ=ステキな時空を過ごすこと

 

なのです。