先日オンラインレッスンをやってて
非常にいいケーススタディを得ましたので
シェアします。
これ、特に僕のメソッドをやっていて
うまくいかない人は
この方の真似をしていただくと
かなり演奏がよくなる人
多いんじゃないかと思います。
この方は今、ある曲を練習しています。
その曲のギターフレーズは
ハードロックと違ってそのフレーズ単体では
あまりメロディがはっきりしません。
ソウルやR&B、ディスコミュージックで
よく見られるようなフレーズだから
ロックに慣れている人からすると
なかなか違った難しさを感じるフレーズ。
しかも、そもそも、
原曲聞いてもなかなかギターのフレーズが
はっきりと聞き取れないという
難しさもあります。
僕の攻略方法を知っている彼は
当然、楽譜からオルタネイトピッキングを
読み取って演奏しているのですが…
本人曰く、
「ぎこちなくてスムーズさがない」
ということでした。
演奏も見せてもらいましたが、
確かにぎこちなくスムーズさがないので、
1拍ずつ弾かせてみると上手く弾くんですよね。
ところがそれを1小節つなげてみると…
ぎこちない…
なので、
「もう、自分は弾けると思って
弾いてみてください。」
というと…
いきなり弾けた。
つまり、彼の演奏を邪魔していたのは
自己不信だったんです。
自分の演奏力を全く信じてないから
オルタネイトピッキング1つとっても
演奏しながらちゃんと出来てるか確認する。
演奏するなら演奏する。
チェックするならチェックする。
これだとやることはひとつなので
人はパフォーマンスを発揮することが出来ます。
しかし、演奏しながら
それをチェックするとなると
やっていることは2つになります。
こうなると遥かにやっている内容は
難しくなります。
本人の自覚とは関係なく
難易度が上がっているので
たちが悪い状況となります。
自分の演奏力に自信がないから
レッスン受けているのに
やっている事を自分から難しくして、
「出来ない」と嘆いてたわけです。
そりゃ、出来なくて当然ですよね、
という話になります。
なので、お伝えしておきました。
「あなたは弾ける能力がある。
苦労もしてきた。
だから、その自分の努力を認めて
自分の演奏を信じること。
ちゃんと弾ける能力あるから
演奏のチェックなどする必要はない事を
僕が保証する」
すると彼は何かを掴めたと言ってました。
そして、その後で
いくつかフレーズ弾いてもらったら
スラスラ弾くではありませんか。
これくらい、人間の心理、思い込みというのは
行動に影響を与えます。
同じ方法論を用いても心理状態によっては
正しく実践出来ないという事態を招く。
練習方法がズレていたら話にならないのは
いうまでもありませんが…
正しい練習方法を知っていても
心理状態によっては
その実践が妨げられるとは
なんとも恐ろしいものです。
自分に対するイメージの事を
セルフイメージなんていって
アスリートの世界では大事にされますが
同じ身体操作が肝になるギター演奏においても
心理状態とは非常に重要な要素となります。
どんなエネルギー、心理状態で
練習するか?
そういうのもたまには見直してみることを
おすすめします。