長年、レッスンをやっていると、
教室に来てくれる生徒さんには
1つ共通点があることに気づきます。
そして、それはうちの生徒じゃなくても
多くの音楽をやっている人が
知らず識らずのうちに
信じていることだったりします。
それは・・・
音楽を楽しくやるにはセンスが必要だ
と思っている、ということです。
僕は自分が思っている以上に
多くの人がこう思っていると気づいた時に、
「これは挑戦だ」と思いました。
なぜなら、
音楽はセンス才能が関係するものではない、
という実感があったからです。
僕が明らかに音楽のセンスがないのに
音楽を仕事にしてしまえた程だからです。
でも、それを言うと、
「先生は気づかなかっただけで
センスがあったんですよぉ~」
となかなか頑なな返事を
されてしまうのです。
だから、考えました。
どうやったらこれ、分かってもらえるのだろうか?
と。
で、そう考え、今でもやっているのが
やり方をテストする
という方法です。
自分がやったやり方や思いついた方法を
たくさんの生徒にテストしてもらって
結果を見る。
その結果、たくさんの人に同じ結果が
訪れたら・・・・
音楽を楽しくやるには
センス才能は必要ない
ということの証明になるわけです。
そして、これをずっとやってきたから
生徒さんに喜んでもらえるようになった、
と思っています。
実際、自分のセンスを信じられなかった
生徒さんの多くは
音楽にセンスは関係なかったのだ、
ということを理解してくれました。
音楽はやるべきことをやったら
誰でも同じ結果が出るのです。
特に楽器演奏はそれが顕著に現れます。
もちろん、音楽は完全にセンスとか才能が
関係ないと言うと嘘になるかも知れません。
でも、仮にセンス才能がないからといって
特に困ることは起こらないのが真相です。
音楽というのはアーティスティックな行為だ
というイメージが強いから
なかなか理解できないのかも知れませんが、
意外に論理的で科学的。
そういう風に見えないのは、
もっとシンプルにやるべきことがあることに
気づいてないだけのことだと思うのです。
だからこそ、やるべきことをやったら
誰でも同じような結果になります。
上手な人というのは、
それを知ってか知らずか
やるべきことをやっているだけのことです。
じゃあ、やるべきことって何だ?
ということになるわけですが、
まずはここからやってみると良いと
思いますよ。
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