読み、書き、ソロバン…

 

 

と言われるとずいぶん懐かしい響きを感じます。

 

 

僕は40代ですが子供の頃、両親や祖父母が

これを口にしていたことを思い出します。

 

 

 

最近はあまり聞かなくなりました。

 

 

 

コーチを長年やって、人にモノを伝える仕事を

してきましたが、今になってこの

「読み、書き、ソロバン」って

能力開発の基本だと痛感するのです。

 

 

 

これは僕の仮説というか解釈なのですが…

 

「読み」というのは文字を読めることだけではなく、

人の心を読む能力。

 

 

「書き」というのは文字や文章を

書くことだけではなく、

思いや考えを表現する能力。

 

 

「ソロバン」というのは

計算することだけではなく、

建設的に思考して世界を豊かに潤す能力…

 

 

のことなのではないかと思うのです。

 

 

 

で、このように見ると

実はギターも同じなのです。

 

 

ギター演奏の場合は

「読み、書き、ソロバン」にあたるのは

「聴き、弾き、考える」なのです。

 

 

 

先ず、ギター演奏が上手になればなるほど、

音楽を聴くときに、普通の人が聴かない部分を

深く聴くようになります。

 

 

一流のプレーヤーは一流のリスナーでもある

 

 

これはエディ・ヴァン・ヘイレンが

残した言葉として有名ですが、

まさに深く聴いているのです。

 

 

 

そして、イメージしたものを弾く、表現する。

 

 

ここをちゃんと考えると普段から発信している

身体操作とトーン×リズムがでてきます。

 

 

 

最後の「考える」。

 

 

これは多くの人がやりません。

 

 

ギターを弾くこと1つとっても、

自分の可能性を広げようとしている行為なのに

その練習に考えがない。

 

 

かっこよく表現したら「戦略がない」。

 

 

 

そして、考えないから

やみくもに人の情報にすがる人が多くなるわけです。

 

 

どんな人でも発信できてしまうのが

現代の便利なところでもあり、

問題にもなるわけです。

 

 

それを利用しているつもりで

踊らされている人は意外に多いとおもうのです。

 

 

でも、ここに「目的、狙い」を考えて

練習するようになったら状況は一変します。

 

 

 

昔の人は「読み、書き、ソロバン」という

偉大な教えを残しました。

 

 

ギターの場合は「聴き、弾き、考える」。

 

 

実際、これが一人で出来たら独学は可能。

 

 

一人で出来ないなら出来る人に

手伝ってもらったら良いと言うことになります。

 

 

あ、これが「考える」ですね。

 

 

 

参考になれば。