桂歌丸という噺家をご存知でしょうか。
お亡くなられたことが記憶に新しいですが、
落語界のレジェンドみたいな
扱われ方されていました。
そんな歌丸さんが、
こんなことを残していると知りました。
↓
芸は人なり。
薄情な人間には薄情な芸、
嫌らしい人間には嫌らしい芸しかできない。
音楽は立派な「芸」ですから、
通じるものがあるなぁ、と思うわけです。
そして、それを証明するというわけでは
ないんだけど、あの布袋さんも
同じようなことを残していたのを
思い出しました。
確か、、、
ビビってるやつの音はビビってる、、、
みたいな話だったと思います。
さっきの歌丸さんの話と同じですよね。
本人の希望で、
誰とは言えないのですが
普通にテレビやCMに声をナレーションすることを
生業にしている友達タレントなんかは
「芸は人なり」やでな
というワードをまんま普段の会話で
使っています。
やっぱり、それなりに一芸を突き詰めていくと
結局、技術の源泉は人間性にある
とわかるのです。
僕もコーチをやっていますが、
この点において100%同意しているだけに
ギターはどうやったら弾けるようになるか、
という技みたいなものも
コーチするのですが、、、、
それ以上にその技の伝達を通して
人間性、メンタル、思考を
伝えようとしているつもりです。
結局、いくら練習方法を知ろうが
お金を支払いレッスン受けたり、
教材を利用しようがやるのは本人です。
同じことをお伝えしても、
その実践に問題があるようでは
蕾が開くものも開きません。
そういう自ら会得することを
自得というのですが、
技やテクニック、方法論の実践を通して
自得できる人間性を養うこと。
これが出来たら始まりはギターだったのに
いつの間にか人生の他の部分の可能性が
開いてくる。
それは仕事や経済的なことかもしれません。
交友が広がることになるかもしれません。
パートナーが出来ることになるかもしれないし
逆に一緒にいると互いに害を及ぼすような
関係が解消できるかもしれません。
芸は人なり。
ギター上達も人なりです。
今日も楽しく磨いていきましょう。