さっきレッスンしていました。
おかえりになられる際に
生徒さんがこういいました。
「次は洋楽でもやってみようかと思います」
そう言われたので、
「それはいい、洋楽のコード進行は
弾き語りやるのもJPOPより弾きやすいと
感じられることが多くなるかも」
というと、この方おっしゃいました。
「サクサク進んで面白そう」
この感性。
非常に良いと思います。
音楽は好きな曲をやっていたらいいのは
もちろんなのですが、
知らない曲でもサクサク弾けるようになる体験を
求めるのもこれまた長い目で見て
いい経験になります。
特にギターの場合はろくろく経験もしないうちから
「センスだ」「才能だ」とわかりもしないことを
持ち出されることが多いからなおさらです。
センス、才能なんてわかったような
わからないことを考えて本当に楽しくやれるなら
いいと思いますが、
現実は逃げ口上に使われることが多いのです。
努力してもうまく弾けないのは
センス才能がないからしたかない、
とまるで自分に言い聞かせるための
方便のように使われることが多いものです。
そんなよくわからないものを持ち出して
弾けるものも弾けなくなるのは
もったいない話。
もっと淡白に見て良いのです。
ギターは左右の手で弾くのですから
物理運動、身体操作です。
だから、そう割り切って、
動きに如何に慣れるか?だけの話だと考えて
弾いていくと弾けるようになります。
そういう思想で以てサクサク弾ける経験をすると
それまでセンスだ、才能だと信じていた
考えが変わることが多いのです。
ここにこそ価値があります。
役に立たないものを信じていたのが
真実を体験して変わるのですから。
これこそ可能性の拡大であります。
せっかくギター弾くのですから
世界観が変わる体験に出来たら最高だと
思います。