面白い話を見聞きしました。

 

 

ギターのヒントにもなっているので

紹介します。

 

 

 

その話は意外にも仏教の話。

 

 

釈尊が悟ったときの話です。

 

 

僕が尊敬している先生がいるのですが

この方が教えてくれました。

 

※ちなみにこの方は宗教家ではありません。

元学校の先生です。

 

 

釈尊は悟りたくてあらゆる難行苦行を

行ったものの一向に悟れず、

身体もボロボロになってもう、

死の寸前まで追い込まれたそうです。

 

 

そんなとき、通りがかった牛乳売りの

スジャータに助けられ、一命をとりとめた。

 

 

というのは有名な話なのですが…

 

 

これは当時の仏教者としては

ありえない行動だったそうです。

 

 

牛乳を飲むのはだめだと

されていたからだそうで…

 

でも、釈尊はもう悟ることを諦めていた。

 

 

だから、牛乳を飲んだ。

 

 

 

そして、気がついたというのです。

 

 

何にか?

 

 

自分の身体が臭っていることを。

 

 

ずっと風呂も入らず坐禅をし、

修行してきて風呂に入るということも

してなかった。

 

 

 

だから、沐浴した。

 

 

そして、菩提樹の木陰の下に座って

リラックスすると…

 

悟った…

 

という話。

 

 

 

この話、ポイントは風呂に入る、という

当たり前のことをしてなかったことに

気付いた、という点なのです。

 

 

釈尊でも悟りというものを得ようとして

目標を握りしめまくっていると

風呂に入る、という当たり前のことが

見えなくなった、という部分に僕は

感じ入るものがありました。

 

 

ここがギターでも同じなのです。

 

 

ギターなら、うまくなりたい、上達したい、

弾けるようになって誰かを見返したい、

そんな思いにとらわれると、

当たり前のことが見えなくなるものです。

 

 

釈尊でもそうだったのですから、

僕らなど間違いなくそうなるでしょう。

 

 

実際、ギターでも当たり前のことを

やらない人は結局長い目で見た時に、

上達は愚か、ギターそのものを

続けられなくなっている人が山程います。

 

 

 

では、ギターでいう、当たり前というのは何か?

 

 

身体を使って弾いていのだから

身体操作を学ぶことは当たり前の一つでしょう。

 

 

イメージした音をイメージしたタイミングと

長さで表現するというのも一つでしょう。

 

 

そもそもイメージしたものを表現するのだから

歌えるものをそう聞こえるまで弾く、

というのも一つでしょう。

 

 

毎日弾き続けたほうがいいのも当たり前ですし、

録画して自分の演奏をチェックしたほうがいいのも

当たり前。

 

 

 

こういう当たり前のことをおろそかにして

いろんな方法を漁っても

迷いが深くなるだけなのです。

 

 

あなたは当たり前のことを

やっているでしょうか。

 

 

追記

 

ちなみにこれも当たり前を記しています。

 

 

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