「そうだ、京都、行こう。」
なんかこれ、昔からあった気がするけど、有名なキャッチコピー。
こんな感じで突然思いついたように
「そうだ、スイープやってみよう」
と大して好きでもない演奏をしてみようと思い立ちました。
僕にとってはスイープとは練習してもしても全然出来るようにならなかった技術の一つ。
とっくの昔に「使わんし、いらん」といって挫折した技術。
でも、何故か急に練習してみようという気になったんです。
で、スイーパーとしてパッと思いつくギタリストがいて(イングヴェイじゃないよ)そのギタリストが出てた雑誌とかあったことを思い出しました。
学生のときに学校のイベントでギターワークショップとかにも来てくれていたギタリスト。
外国人でくっそ手がデカかったのを思い出しました。
本棚ガサガサやるとやっぱりありました。
出てきたのは本とDVD。
このDVDがうまいこと作られていて、このギタリストが自分のスイープに対する考え方みたいなのを語ってたんですね。
「懐かしいなぁ」とか一人でブツブツいいながら見てたら、、、
なんだか「自分の演奏にこういう要素があったら楽しそうだな」とか「これ、使えるやん」とか色々思いついちゃいました。
そうなってくると不思議なもので重い腰が上がるようになります。
20年以上やってないスイープをやってみたんです。
5分くらいゆっくり弾いて響きと指に残る弦やピックの感触を確かめてたら何だか速く弾けそうな気がしたんです。
で、やってみたら、、、、
弾けた、、、、
あれ?
って感じでした。
こんな事が前にもありました。
フルピッキング速弾きフレーズ。
あれも10年くらい放置してたまたまその時のノリで弾いたんですよね。
するとそのフレーズ一切練習してないのに弾けたという経験。
ギターはちゃんとした方法、システムで弾いていると勝手に弾けるようになる、ということを僕は生徒さんたちに伝えているんですが、まさか、速弾きでも同じ事が起こるとは思ってませんでした。
しかも、ギターの演奏技術ではスイープはかなりハイレベルです。
なのにそれでも勝手に弾けるようになるのです。
これが今回の新たな発見でした。
自分の伝えていることは間違ってないと思えたこともあり、なんだかテンション上がって、久々に30分もぶっ通しで弾いてしまった。
このように、どーせ弾けるのです。
今は無理とかいっててもどーせ弾けるように知らない間になっているのです。
20年前に放置したものでも弾けるようになってるんだから。
だったらこれを前もって知っていたら?
なんかギターの練習内容、変わりそうな気がしませんか?
一つのフレーズを弾けるまで根性で頑張ってもいいけど、放置してあちこちつまみ食いしてもどーせ弾けるようになるんです。
これが大きなヒントになってくれると嬉しいです。
追記
あ、ちなみに誤解されると困るので一応、追記しておくと、、、、
変なやり方でギター練習するとこういうことは起こりにくいと思います。
流石に10年、20年かけたテストは出来てないのですが、2~3年程度ならテストしました。
その結果からいくとそもそもギターの練習のやり方が本質からズレているとこういうことは起こりにくいというのが現時点での結果です。
楽器演奏の本質、、、、トーンとリズムや身体の使い方を踏まえずにテキトーにやっててもこういうことは起こりにくいのであしからず。