今年、打ち上げ花火見に行きました?
行った場合はその時のことを
思い出してください。
行ってない場合は
過去に行った時のことを思い出してください。
では、ひとつ質問をしてみましょう。
花火を見終わった時に
一番最初に見た花火の模様
って覚えていますか?
覚えてないでしょう?
そう、これ、覚えている人を
僕は見たことがありません。
よって覚えているなどという超レアケースは
今回は考慮しません 笑
花火を見終わった時に
一番最初の花火の模様を覚えていない、、、
これは何を表しているでしょうか。
一回披露された花火は
記憶から消えるということです。
しかも、これ、短時間で消えているでしょう?
ここに音楽のヒントがあります。
実はこれ、音楽も同じでして。
曲の冒頭に聞いたものって詳細に覚えてないんです。
何だったら5秒前に聞いたものも忘れています。
もちろん、バッキングフレーズは別ですよ。
バッキングフレーズは繰り返されているものですから
何度も聞かされているうちに
記憶に定着しやすいです。
でも、演奏の細かい部分。
事細かにどんなフレーズを聞かされたか、
という細かい事、覚えてないわけです。
そして、、、
ちょっとしたミスとかも。
だから、ミスっても気にする必要はないのです。
演奏する側はミスると
すべて知覚できてしまいます。
でも、聞いている側は
仮に知覚出来ても曲が終わる頃には忘れています。
このギャップを知っておくことは
大きなヒントになると思います。
これを応用させると
いろんなヒントに膨らんでいくのです。
例えば、、、、
これがわかっていたら、
普段、家で練習している時に、
弾き直しはしないですよね。
仮に誰かに披露した時、
ミスったところで余程大きなミスでもない限り
人は気づかないのだから。
だから、止まらずに弾き切る。
そういうクセをつける練習になるわけです。
更にいうと、、、
ミスというものを考えた時に
聞き手がどういうミスなら
ミスとして認識出来るか?
そこに意識が向くようになる人もいるでしょう。
すると、練習している時に
「ここは弾き直すべき」というポイントも分かる。
基本は弾き直さないようにしながらも
弾き直すべき時は弾き直す
という非常に柔軟性に富んだ練習が出来るのです。
ね?
このギャップ知っているのは有利でしょう?
あなたも自分なりにどう応用したら
活かせるか考えてみてください。
追記
とは言え、これは基本的な練習ができてることが
前提です。
いつもお伝えしているように
身体の使い方
TONE×RHYTHM
この2つが出来てないと
道踏み外しかねないので
この2つはしっかり押さえていきましょう。