前回の続きです。

今回は「演」。

これは水が延々と流れていく様を表した
言葉です。

つまり、演奏とは水が延々と流れていく様に
やるものだから「演」という文字を充てた。

延々と流れるとはどういうことか?

これは「止まらない」ということです。

つまり、リズムのことだとわかるわけです。

リズムを語るにおいて
大前提は「止まらないこと」ですから。

こんなことを言うと
「休符では音が止まるではないか」
などという人がおりますが、
それはまだ浅い。

休符は「無音」という音なのです。

だから、楽器演奏が上手な人は決まって
「休符を弾く」という言い方をする。

なんせ、「演」というのは
リズムのことだとわかるわけです。

イメージしたトーン(水)を
イメージしたリズム(延々と流す)で
演奏は表現されておる、
ということがこういうことからもわかるわけです。

つまり、演奏とは
トーンとリズムで出来ており
それは聞き手ファーストで表現されるもの。

これだけ分かれば
あとはこの原則を守って
如何に楽しく練習を継続できるか?

というだけの問題になる。

僕はこういうことをベースにして
演奏できる技量を養うのが
基礎だと思うけど、いかがでしょうか。