クリストーン“キングフィッシュ”イングラム。
この名前を聞いてピンと来る方は
最近の音楽をよく聞いている人でしょう。
グラミー賞も受賞し、有名になった
若手ギタリスト。
去年、フェンダーのフラッグシップに
来て演奏を披露したギタリストです。
このフラッグシップに来たときの彼の演奏は
バンドではなく、たった一人でのプレイなのに
迫力満点だったと評されました。
このときの演奏を見ましたが
確かにめちゃくちゃいい感じでした。
「バックバンドがない演奏で
音楽として聞こえないものは
弾けたことにならない」
この師匠の教えが蘇りました。
この教えを聞いたときに約25年前の僕は
直感的に悟りを得て
リズムギターの道を進んだのです。
鍵はリズムだと思ったし、
バッキングのリズムですら弾けないものが
ソロを弾くなどと、何を無理なことを考えるか、
と思ったのです。
そんなことをキングフィッシュの演奏を聞いて
思い出していました。
で、アップルミュージックを開いて
キングフィッシュを検索したら
truthという曲がヒットしました。
早速、聞くと超かっこいいじゃないですか。
ということで、早速耳コピして
レパートリーを増やしたところです。
で、改めて思ったけど
演奏はやはり師匠が言うように
ドラムやベースといった伴走者がいなくても、
ギター一本で音楽だと感じられるような
演奏が出来ないといけない。
もちろん、それは難しいことではあります。
でも、出来るようになると
今までにない楽しさが見えてくると
経験上思うから、うちの生徒さんたちは
みんなその境地を目指すようになる。
でも、これって演奏という道の
スタートラインなのです。
それがいずれわかるようになる。
ちなみに、この曲はソロも非常に良かったので
ソロの完コピもしているのですが
やっぱりキモになるのはリズムです。
リズムが見えてこないと
ソロのコピーは怪しくなります。
バッキングはリズムが弾けないと
話になりませんが、
ソロはもっとそうなのです。
そんなことを改めて教えてくれる
良い若手ギタリスト。
それがキングフィッシュだと思わされました。
彼の演奏をぜひ、聞いてみてください。
↓
追記
あとはやっぱりブルースはギターの基本だと
いうのも改めて思い知らされますね。
歴史的背景を含めてブルースを
改めて知ると聞こえ方も変わってきます。
音楽だけを純粋に聞くのもいいけど
その演奏がなされた当時を知ることは
より演者のことを知ることになります。
そういうのを稽古というのですが
これを助けてくれるのがこういうツールです。
↓
ただ、演奏を聞いてコピーしているだけでは
見えてこない部分を補完してくれるし
それ故に楽しみが広がるというのも
実感しています。