これを守れば今より指が動くようになり
あなたが今挑戦している曲が
プロ顔負けみたいな音で弾けるようになると
言ったらあなたはそれをやるでしょうか。
これをしたら誰でも
今よりもっとスピーディーに
たくさんのフレーズが弾けて
周りの人を驚かせることが出来るとしたら
あなたはそれをやるでしょうか。
これをしたらバンドメンバーが
あなたに信頼を置くような演奏ができて
あなた自身も胸張って「ギター弾けますよ」と
周りの人や今日出会ったばかりに人に
言えるようになると言ったら
あなたはそれをやるでしょうか。
そんなこと出来るのかよ、
と思うかも知れません。
でも、出来るんです。
しかも、たった1つのことをやるだけで良い。
更にいうと、誰でも知ってるやり方です。
つまり、多くの人はこれをやっているようで
出来てないだけだということです。
それは…
うまく弾く人の真似をしろ
ということです。
「何だそんなことか」と思いましたか?
それとも当たり前過ぎて
がっかりしたでしょうか?
でも、20年近く教えてきましたが
本当の意味で真似出来てる人って
意外と少ないのですよ。
1つ過去にあった実話を紹介しましょう。
速弾きをレッスンテーマに
させられることがあります。
生徒さんが僕に速弾きのことを
聞いてくるのです。
僕は速弾きをディープにやっていません。
別に興味もないからやりませんし、
ポール・ギルバートやイングヴェイみたいな
速弾きマスターみたいに弾けません。
そういう守備範囲外のことを教えろと言われると
明らかに聞く相手間違ってると
いつも思うけど聞かれる以上は
頑張ろうといつも思って引き受けます。
で、この生徒さんはものすごく努力家なのも
あって念願のイングヴェイのフレーズを
原曲テンポで弾けるようになった。
そんなある日、この生徒さんがこういったんです。
「先生はスウィープピッキングが
出来ないとおっしゃるのに
なんで指導できるのか?と思っていたら
真似するポイントが違うんですね」
どういうことか聞いてみると
こういいました。
先生は上手な人間の
感覚を真似しようとしているのではないかと
思った
と言ったのです。
この生徒さん。
先にも書いたように
イングヴェイのスウィープフレーズで
相談してくれた方。
で、その時に僕は
「自分の守備範囲を超える内容だから
時間をくれ」
と言ったそうです。
そして、指導が始まったら
イングヴェイがインタビューで
「自分はスウィープなんかしていない」
とコメントしていたことを
引き合いに出して
スウィープの本質はこうだと思う、という
ことを解説した。
その感覚を踏まえて練習プログラムを創るなら
こういうプロセスが良いと思う。
そう言って指導した、というのです。
で、彼は納得できる内容だったこともあり
それを愚直にやり続けた。
結果、何年かかっても弾けなかったものが
1週間も経たないうちに
少し変化を感じられるようになり、
それが嬉しくてやっていると
いつの間にかスピードが上がっていって
弾けるようになったというのです。
もちろん、その間、
定期的にレッスンに来てくれていたので
僕は彼の様子をチェックして
その都度思うことを言ってたのは覚えています。
ただ、弾けるようになった後に
分析結果を聞かされても言われた本人からすると
そう指導するのはいつものことだから
なんとも思ってなかったのです。
でも、生徒さんからすると
「真似をする」とはこのレベルでやらないと
旨味がない
と思ったそうで、勉強になった、
と言われました。
もちろん、いきなりこれと同じことをやるのは
ちょっとむずかしいかも知れません。
でも、ここまでやれると弾けないものでも
指導することが出来ることから
やはり真似の力はすごいと思うのです。
まずは表面的な真似から
スタートになってもいいから
真似を終わらさずに追求して
レベルを上げていく。
最終的には上手な人の思考や常識的な感覚、
感性と言った内面的なものを
真似できるレベルまでいくと
ギターは間違いなく変わります。
センスとか才能とかそういうのは関係なく
誰でも上手になると思います。
同じ真似するなら
そういう内面の真似まで出来ると
すごく得るものは多いのです。
ぜひ、真似を自分なりで良いから
徹底してみましょう。
追記
内面レベルのマネが出来ると
ものすごく上達スピードは高まるのですが
自分でやるのは大変そうと思うなら
ぜひ、レッスンにお越し下さい。
リアルレッスンは随時、
体験レッスンをやっているので
来てもらえたらみますし
場所が離れてて難しい場合は
オンラインレッスンがあります。
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