昏沈心という言葉を知りました。

 

 

「こんちんしん」と読みます。

 

 

これは何でもかんでも

懐疑的ものを見る心のことを言うらしいです。

 

 

 

この反対は散乱心。

 

 

「さんらんしん」と呼ぶそうです。

 

 

要は心が散乱している。

 

 

注意散漫みたいな状態は

コレなんじゃないかと思っていました。

 

 

 

これ、僕たち現代人は

毎日のように感じている人が

多いのではないでしょうか。

 

 

特に散乱心。

 

 

これなんか、ITが身近になって

より顕著にあらわれておるようにおもうのです。

 

 

 

仕事中でもiPhoneが光ったら反応する。

 

 

鍵閉めたはずなのに心配になる。

 

 

掃除してるときに心の中で違うこと考えてて、

同じところをもう一回掃除する。

 

 

 

心が散乱しておるわけです。

 

 

僕も毎日のように感じているので

これを知ったときには

なんとも苦々しい思いをしました。

 

 

 

で、問題はこの反対。

 

 

昏沈心。

 

 

なんでもかんでも疑ってみたり

なんでもかんでも否定する。

 

 

これは見ててなんとも不快なものです。

 

 

本人は自衛手段としてやっているんだろうけど、

こういう態度をとられると

 

「じゃあ、自分でやれよ」

 

という気持ちになったりする。

 

 

場合によっては

 

「もうちょい、しっかりせぇよ」

 

という気持ちになることもあるわけです。

 

 

 

なんせ暗い感じがします。

 

 

陰気という感じ。

 

 

 

で、ギターでもあるのですよ。

 

 

この昏沈心。

 

 

幸いにして僕はあまり疑うということを

できないのかなんなのか、

しないことが多いです。

 

 

疑うべきものに出会ったら自然と疑うけど、

そんなものはあまりない感覚があります。

 

 

もちろん、世界には疑った方が

良いことがあるのも確かですから、

疑うのが悪いとは思いません。

 

 

 

でも、ギターみたいな、

別に下手こいたところで

笑い話で終わるようなものに

昏沈心を炸裂させても損しかないと思うのです。

 

 

 

昔から「信じるものは救われる」といいますが

あれは本当だと自分の人生を振り返っても

生徒さんとかユーザーさんとか見てても

思います。

 

 

 

明るく朗らかに、

素直に取り組む人って

やっぱり爽やかだし、間違いなく結果を出す。

 

 

そういう人は自分を責めないけど

ちゃんと謙虚さも発揮するから

間違いも少いし、

間違っても修正が速い。

 

 

結果、間違いなく上達していくのです。

 

 

 

散々見てきたギターうまくなる人の特徴です。

 

 

ギター上達において昏沈心は

さっさと捨て去った方が良いのでは、

 

と思いますね。

 

 

参考になれば嬉しいです。