ギターが思うように弾けない人の特徴は
たくさんあります。
1つや2つではない。
でも、その中でもこの特徴は
長期的にその人の楽しみとやる気を失わせている
と感じるものがあります。
それは「後戻りしない病」と
勝手に読んでいるものです。
この病気にかかると
長い目で見たときに人はギターを挫折する
可能性が高いと見ています。
この後戻りしない病とはなにか?
これは
「一旦身についた技術は離れない」
というものの見方です。
自転車みたいな感覚ですね。
一旦乗れるようになったら
たとえ、5年乗らなくても問題ない。
この感覚は自転車なら問題ありませんが
ギターでは病です。
なぜなら、ギターの演奏技術は
放っておいたら錆びつくからです。
例えば、一旦速弾き出来るようになったら
長期間弾かなくても問題なく弾ける。
こんな風に思っている人が多いのです。
もちろん、一旦出来るようになったら
仮に弾けなくなっても取り戻すのは速い、
ということは言えます。
でも、あなたが思っている以上に
シビアなのがリズム演奏です。
これだけはやらないと絶対に衰えます。
リズムの感覚というのは
鍛えることが出来る代わりに
速弾きみたいに身体に残るものではないのです。
鍛えたものが定着し、
ちょっとやそっとでは狂わないような
リズム感を目指すとなると
日々の修練を何十年とやらないと難しいと思います。
僕は25年くらいリズム専門でやっているけど
弾かなくなったら衰えるのがわかっています。
コーチやっているだけに
僕の感覚が鈍ると生徒のリズムの変化に
気づけなくなる。
だから、別にプレーヤーとして
誰かに演奏を見せるわけではないのに
毎日ギターは弾いている。
リズムを例に出しましたが
スキルというのは必ず衰えます。
だから、毎日弾く。
終わりがあるなんて思ってはならないのです。
それがあなたを音楽の楽しさ
ギター演奏の楽しさから遠ざける病巣です。
もし、あなたが
「毎日弾けといっても何をどう弾けば
リズムを維持できるのかわからない」
と思うなら、無料公開している
「エレキギター練習の教科書」に書いた
メソッドに立ち返ってください。
これは、読むたびに、実践するたびに、
あなたを整えてくれるツールになるはずです。
追記
成功とはベストになるために最善を尽くし、
満足することによって得られる心の平和である。
こういったのは僕が尊敬するコーチですが
本当に同感です。
人から「上手ですね」なんて言われて
イキっておるものでも
自分で「俺は最善を尽くした」という
満足を味わえてないなら
全然楽しみを知らないと言えるでしょう。
だからこそ、いつまでも
満足で平和な感覚が訪れないのです。
やっぱり道を極めた人は
みんな同じことをいいますよ。
先の言葉はこの伝説のコーチの言葉です。
ギターでも全く同じだと思いますよ。