先日、体験レッスンをやった時の事。
「チューニングからよくわからなくて
教えてもらいに来ました」
話聞いてみるとかなりYouTubeや
ウェブサイトを漁ったようなのですが、
さっぱりわからない。
動画とかを見ながら自分なりにやってみるんだけど
動画のとおりにならない。
自分のやっている事が
合っているのかわからない。
こんな話を聞くと、厳しい人なら
「弦の一本や二本切ってでも
チューニングくらいやれ」
といいそうな話。
でも、僕はこの方を見てて、
情報の弊害を強く感じていました。
この方のやる気がないとか
弦を切りたくない、損したくない
自分なりにやって弦切ったらやる気失せる
というような方では無いのです。
確かに、弦を切りたくないと
思っておられたかもしれません。
弦が切れたらやる気も無くなるかもしれません。
だから「弦の一本や二本切ってでも
チューニングくらいやれ」というのも
1つの現実的なやり方だし、理解もできます。
でも、そんなことよりもっと根深い話があると
思うのです。
個人的には情報過多というのが
根本にあると思うのです。
情報が多すぎる。
今や望んでなくても飛び込んでくるのが
情報です。
それに翻弄されると
チューニング1つできなくなるほど
情報量が膨大なのだ、と思います。
たまたま、ウェブが一般化する前から
ウェブを仕事の一環として触れていたような
人にとっては情報の接し方など
自然と身についているのかもしれませんが…
そうじゃない人が情報に振り回されるのは
普通のことだと思うのです。
だから、直接的なギターの上達アイデアを
得ようとするのと同時に
情報の接し方は心得ておいたほうが良いのかも
しれません。
それが確実に、楽しく快適に、
ギター上達することに
つながるような気がしてなりません。
しかも、情報の接し方といっても
別に難しい話ではないのです。
単に、1つ得たらそれをやればいいだけだから。
情報に振り回されるのは
得た情報を使うまでから
次々情報をインプットするからです。
情報を1つ得たら、スマホは脇において
それを使ってみる。
使うまでは情報は得ない、スマホに触らない。
そんなルールで生活してみると
情報の接し方など、自然と身につきます。
現に、先に話に出した体験レッスンに
来てくれた方はチューニングはもちろん、
目的のギター弾けるようになるのも
ある程度達成できました。
「希望が見えてきた」
と何度も口にし、喜んでくれているようでした。
1つずつやったら
30分でこれだけ変われるのです。
ギターの上達なんてものは
実際に身体を動かさないと起こりえません。
情報に振り回されずに
一つ一つこなしていきましょう。