業より入るものは上達遅し
理より入るものは上達速し

 

 

剣の世界にこんな言葉があるのをしりました。

 

 

千葉周作という江戸後期の剣術家の

言葉だそうです。

 

 

で、こう言われると

「理」を「理論」とか「理屈」だ

と思ってしまいがちですが、

個人的には違うと思っています。

 

 

これは「道理」のことだと思うのです。

 

 

剣の世界はやってないので知りませんが

楽器演奏の世界でもこの「道理」を外すと

たしかに上達は遅いのです。

 

 

 

例えば、やみくもに長時間練習。

 

出来るまで反復。

 

こういうことをやる人は多い印象です。

 

 

これがダメだといいたいわけではないし、

先の千葉周作さんも、先の言葉の前に

理より入っても業より入るも善しと

残されているとおり、出来るまで反復で

うまくなる人もいます。

 

 

でも、力技で押すのではなく

ちょっと道理を意識する。

 

 

すると上達はたしかに速いのは確かです。

 

 

ここでギターでいう道理とは何なのか

というのが重要になるわけですが、

道理というのは「あたりまえ」だと思ったら

わかりやすいかと思います。

 

 

そう考えると、いつも言ってる身体操作なんかは

道理の1つだと思っています。

 

 

身体で弾くのだから身体の動きを意識して

練習したり、うまく行かなくなったときに

そういう部分で工夫を入れる。

 

 

するとたしかに千葉さんが残されたように

上達は速いのです。

 

 

 

参考になれば嬉しいです。