「やっぱりな…」

運転中、僕は嘆息していました。

人間のサガを再確認してしまったから。

それはオーディオブックから
流れてくる一節に現れていました。

ざっくりいうと
ある先生が人を助けるために
メソッドをいくつか創った。

どれもかなり具体的なメソッドで
そのままやるだけという形になっていた。

この先生にはたくさんの弟子がいるのだが
ある日、その弟子の一人が
メソッドを先生はどうやって実践しているのか?
と思い、先生の様子を覗き見した。

すると弟子は驚いた。

あまりにも真剣に
先生がメソッドをやっているのだ。

弟子は先生に言った。

「先生ほどになってもメソッドを
あんなに真剣にやるんですね。」

すると先生は

「そうだよ、俺は一生やるよ」

それを聞いて弟子は

「いやぁ、私は週に一回くらいしか
やりません、いかんですな。」

それを聞いて先生は

「それではやった内に入らない」

と思ったそうです。

これはインターネットなどない時代の話だから、
今ほど情報過多でもない。

その時代にしてこうなのです。

良いこと聞いても
真剣誠実でないものは
結局やらないというのが人間のサガのようです。

このことからも更にわかるのは
己を救うは己のみ。

西洋古典だけど「自助論」という書物がある。

これも言いたいことは結局
己を救うは己のみ、と言っているわけです。

更に「自助論」は
天は自ら助くる者を助くとも言っている。

結局そういうことなんですよね。

自分を善くするのは自分だけ。

とはいえ、やることは
深刻でも難解でもありません。

良いと言われたメソッドがあって
それに納得したなら
素直に、誠実にやればいいだけなのです。

最初からきちんと完璧に実行できなくてもいいのです。

素直に誠実にやり続ければいいだけ。

これだけなのにろくろくやらずに
情報ばかりあさって頭おっきくなっていくだけ
というのはギターでは
実にみっともない結果になります。

ギターなんぞ誰でも弾けます。

やることやったら良いだけなんですよ。

良いと言われることやったら
良いだけなんですよ。

練習時間とか関係ないのですよ。

毎日、ちょくちょく
良いと言われている事をやる。

それだけで十分なのです。