「もう、あんな恥ずかしい思いはしたくない・・・」
そういったのは、O君という生徒さん。
彼は以前、ライブでやる曲を練習していました。
とりあえず、曲はなんとか弾けるようになっていました。
そこで彼はライブの当日まで何度も何度も体に曲を覚え込ませる作戦を取りました。
余裕で弾けるようになっても心配だから何度も何度も練習を重ねました。
そして、ライブ後の最初のレッスンで出たのが先のセリフです。
そう、大失敗をしたのです。
一つのミスをカバーできずに曲の最後までコケにコケまくった。
友達が見に来てくれていたらしいのですが、演奏後、友達の顔が見れなかったらしいのです。
「視線が冷たいってこういうことなんですね、、、」
彼はそう言っていました。
でも、彼はその後、2度とこのような経験をすることはなくなりました。
なぜ、彼は一発で修正できたのでしょうか?
こんな残念な経験を二度としないように作戦を僕が授けたから、、、、、
もちろん、これも一つの答えです。
でも、そんなのは大したことではありません。
実際、僕が練習方法なり、作戦なりを教えても一発でうまくいく人といかない人がいますから、僕が教えるというのはそこまでインパクトがあるわけではありません。
では、なにが彼を一発で変えたのか?
それは彼が自分の問題や課題を認識したからです。
今の自分はどこをゴールにしていて
今の自分はそのゴールに対してどんな問題や課題があるのか?
それを彼は認識したのです。
僕が彼に教えたのはその経験はあなたに教えていることがある、ということだけです。
その経験をしたからこそ見えたゴールは何か?
その経験をしたことでどんな問題や課題が見えたのか?
それを聞いただけです。
自分は今何を目指していて
今どんな問題と課題があるのか?
ここが明らかになることはあなたがおもっているより大きなインパクトを持つかもしれません。