あるプロ野球選手の話。

 

 

この方、プロ2年目で本塁打王を獲得したものの、

「俺はパ・リーグ一番だ」

と天狗になっていたそうです。

 

 

翌シーズンは開幕から全く打てず、

焦りが顔を出しまくっていたそうです。

 

 

そんな折、この方、オールスターで

当時20代のイチローさんにこう尋ねたそうです。

 

 

「モチベーションって下がらないの?」

 

 

するとイチローさんはこう返されたそう。

 

 

「〇〇さんは数字を残すためだけに

野球をやっているんですか?」

 

 

「まぁ残さないとレギュラーを

奪われるし……」

 

 

すると、イチローさんは彼の目を

見つめながらこう言ったそうです。

 

 

「僕は心の中に磨き上げたい“石”がある。

それを野球を通じて輝かせたい」

 

 

 

さっき知った話なんですが

すごく感銘を受けました。

 

 

これ、ギターも同じ。

 

 

この「石」を輝かせるためにやっているのが

楽しくギターやっていける人の特徴だ

と思います。

 

 

 

もちろん、多くの人は自覚してないでしょう。

 

 

「なんだ?その石は?」

 

と思うことでしょう。

 

 

それくらい無自覚です。

 

 

 

しかし、ギターを続けられる人というのは

知らず知らずのうちにその石を磨かれています。

 

 

僕はここに例外はないと思います。

 

 

少なくとも「上達、上達」と言っている段階は

いつまでも続かないのです。

 

 

 

もちろん「上達、上達」言ってて良いのです。

 

 

そうしか思えない時はそれで良い。

 

 

でも、それはいつまでも続かない、

ということです。

 

 

どこかのタイミングで

上達よりこの「石磨き」の方に

比重が向かないと

だんだん、面白くなくなってくるのが

真相だと思います。

 

 

 

ギターは実は人生ですべてを手に入れるツールだった…

 

 

ここで示したように趣味を人生の真ん中に

据えてみてください。

 

 

それがギターならギターを真ん中に据える。

 

 

すると「石磨き」が

何のことかわかるかもしれません。

 

 

 

この内容は難しいかもしれませんが

「趣味だから」などと口にする気も起こらないくらい

真剣にやっている人は

もしかしたら気づいている事かもしれません。

 

 

仮に気づいてなくてもそのまま進めば

なんとなく気づける時が来ると思います。

 

 

そうなったときには心配せずとも

音楽は楽しくなってきていると思いますし

人生そのものが楽しいと思えていると

思います。

 

追記

いくら中心に置くといっても

時間や労力を注げなくて良いのです。

 

 

ただ、向き合っている時に態度として

真剣に、無心で向き合っている人は

いずれなんとなくでも、

気付けるようになると思います。