前回までの話では
ギターを習わない言い訳というテーマの
雑誌の記事を元にして
思うことをシェアしました。
第1回目
第2回目
第3回目
第4回目
最終回
で、実はその雑誌の記事には
その後、ギターを習うべき5つの理由というのが
あったので、それについてお話します。
その5つとはこの5つでした。
- 精神衛生に非常に良い
- 社交のツール
- 忍耐力、規律、認知力を向上させる
- 流行遅れにならない
- 創造性の向上
詳しくはまた書きますが、
全体的にインスタントなメリットは少ないと思います。
でも、そういうものだからこそ価値がある。
インスタントにメリットを享受して
それが長期的に続くなら良いのですが
インスタントに享受したメリットは
その場限りで続かないのが普通です。
例えば、ゲームなんかはそうだけど
必ずや飽きる日がやってくる。
小学生の頃、スーパーマリオが流行りましたが
未だにスーパーマリオを
ファミコンバージョンで
やり続けている人はいないわけです。
それがわかっているからこそ
スーパーマリオも進化しているわけです。
今だったら同じスーパーマリオでも
ワンダーというシリーズになっていて、
えらい進化しております。
そうやって飽きさせない工夫をしなければ
人を引き付けられないのが宿命でしょう。
でも、いつかは終わる。
そうやって工夫しても、
おじいさんになってまでゲームやっている
なんてケースはないわけで。
人はやはりどこかで飽きているわけです。
インスタントなメリットというのは
そういうものです。
でも、楽器演奏はそうではない。
もちろん、飽きて中途半端に辞める人もいるけど
死ぬまで続ける人もかなりいる。
それは、そもそも楽器演奏や音楽で得られる
メリットがインスタントなものではないからです。
長期的にずっとメリットを
享受し続けることが出来る。
演奏を通して、自らを知る人もたくさんいる。
人間を悟る人も、
宇宙自然を見性する人もいるわけです。
いずれは僕達は死ぬわけで、
それはすべての人が経験する宿命であり
真理です。
モノや金、家や車、財産と呼ばれるものは
すべておいて旅立つのです。
地位も名誉も肩書も置いていく。
家族も友達も後輩も置いていく。
健康ですら死の前では儚きものとなります。
そうやってわかりやすき恩恵を
すべて置いていくのです。
その時に僕達には何が残るのでしょうか。
それは体験経験からくる智慧や悟り、
信仰(宗教的な意味合いではなく信念に近い)
ではないでしょうか。
楽器演奏はそういうものを作ってくれると
信じています。
そういうものに直結しやすいのが
楽器演奏であり、音楽です。
ギターを習うべき5つの理由には
そういうものを感じます。
次回から1つずつご紹介しますが
総論としては思っている以上のものを
僕達にもたらしてくれるのが音楽だという
結論です。
ものの見方が変わったら嬉しいです。