昨日のメルマガに返信いただきました。

その中にこんな一節がありました。

他には自分より上手いとは言ってませんが、
デュアンオールマンもかなり上手いと
言ってました。

他には、ZZ TOPのビリーギポンズのことも
若手では一番有力だと言っており、
ピンクのストラトをあげた
という話も聞いたことがあります。

Nさん、貴重な情報ありがとうございました。

ジミヘンが認めたギタリストとして
デュアン・オールマンとビリー・ギボンズの
名前がでてきましたね。

この2人もまさに
リズムが素晴らしいギタリストたちです。

デュアン・オールマンはソロのリズムが
特に素晴らしく、
ビリー・ギボンズはバッキングが素晴らしい。

30年リズムを追求してきた目から見ると
そんな印象のギターレジェンドです。

ともにやっぱりリズムなんですよね。

ジミヘンのギタリスト評がアテになるのは
その評論基準にリズムがあるからです。

ジミヘンは
「リズムがダメなギタリストはダメだ」
と言った人ですし…

スタジオワークするときは
いつもベースを弾きたがった
というくらいリズムに執着した
ギタリストだったんですよね。

だからこそあの流れるような
ギター演奏ができるし、
あれをやってみろ、というと
なかなか出来ないのです。

ギターって指が速く動いて
ややこしいピッキングが出来たら
良いっていうほど単純な楽器ではありません。

楽譜にすると16分音符の塊であっても
それを弾く人のリズムがきちんと流れに沿っているか
というのが重要なのです。

ギターの挫折率が高くなっている一因は
間違いなくリズム感養成のメソッドが
確立してないところだと思います。

リズムはメトロノームに合えば何でも良い
というタイプの代物ではありません。

もっと本質的なリズム感養成の
リズムメソッドが必要だとおもっています。

ジミヘンがリズムにこだわったのは
そこにこだわると楽器演奏の質が良くなるからです。

だから、パフォーマーとして、
アーティストとしてリズムにこだわったんだと
思います。

おそらくこんな話を書いても
リズムの重要性は伝わらないと思います。

体験しないとなかなかリズムの話は
わからないから。

でも、こういう話を毎日書いているのは
リズムの話を知ることで一人でも多くの人に
リズムの世界を体験することに「何かある」と
思ってほしいのです。

知らないと体験できませんからね。

冒険心と向上心のある人が一人でも多く
リズムの扉を開けて新しい地平を見てくれる事を
願います。