ギターが続かない人は特徴があります。
色々あるけど、
その中でも変えると効果があるのは…
目標設定
だと思います。
なかなか上達せず、努力が報われない人ほど
この目標設定に課題があったりする。
例えば、生徒さんに
「ギター練習してどうなりたいですか?」と
聞いたときに
ギターとにかくうまくなりたいです。
こう答える人は放置すると
高確率で挫折する傾向にあるのです。
他にも
「いつかアドリブができるようになりたい」
「もっと表現力豊かに弾きたい」
なんて答えも同様です。
何故か?
うまくなりたいの中身を
御本人もわかってないことが多いからです。
なのに、この「漠然とした上達」を
ゴールにしているとどう動いて良いのか
わからなくなる。
本人は一向に気づいてないまま
何かをしようとする。
結果、機械的な基礎練習とかに走る。
「基礎」は大事だと言うのは
誰でもわかっていることですよね。
だから、「基礎」と冠をつけられると
自ら考えることなく素直にそれをやる。
もちろん、練習は目的が必要ですから
こんな曖昧な目的で練習しても身につかない。
どうやって身についているかを
判断することも出来ない。
上達というのがどういう状態を指すのか
よくわかってないから
こういうときに判断できなくなってしまうのです。
この話は僕が20年ギターコーチを仕事にしてきて
よく見られた、実際にある例の一つです。
この話の最も根本にあるものは何でしょうか?
目標設定でしょう。
逆に目標設定が上手く出来ると
目標を達成が確実になるので
ギター練習が愉快な行動になるのです。
こうなるとギターの挫折はありえない。
そんな目標設定はどうしたら
上手くやれるのか?
それは具体的にすることです。
いつまでに
どんな条件を満たしていたいのか?
その結果として
何が弾けるようになっていたいのか?
これに関する実例があるので紹介しましょう。
昨日リアルレッスンに来てくれた生徒さん。
知り合いが仕事の20周年パーティーをするのに
ギターを披露してほしいと頼まれたそうです。
期限は約10日後。
ソロギターの曲を2曲弾くことに。
目標は
「10日後ソロギターの曲を2曲、
イベントで快適に弾くこと」
となるでしょう。
じゃあ、これをもっと具体化する。
10日後快適に弾くには何が出来てないと
いけないか?
彼は予定の曲で3箇所、
演奏における成功率の低い部分がありました。
じゃあ、その3箇所を1週間目処で
成功率をバク上げさせる
というのが具体的目標になる。
そこまではっきりすると、
教えがものすごく入るようになります。
この目標設定をレッスン時間の大半を費やし創って
ラスト15分で攻略法を伝授。
お帰りになる頃には
すでにその3箇所の成功確率は
だいたい80%を超えるくらいになっていました。
こうなったら楽しいでしょう?
これが目標設定の真相であり
威力です。
これはあくまで僕のレッスンの事例だから
同じことをあなたが一人で再現するのは
難しいかも知れません。
でも、ポイントは目標を具体化するのに
45分もかけていたことです。
55分は問題を定義することについて
考えることに費やす。そして、残りの5分でそれを解決しようと
試みる。
アインシュタインはこういったそうですが
まさにその通りで。
課題が具体的に定義されてないと
目標は達成できないのです。
そして、この目標達成が
継続するとギターなんてもんは
勝手に継続します。
目標達成して気分良くなる人はおれど
不快になる人間はいないのですから。
ギターにおいて、
練習方法は重要なのですが
その練習方法も目標設定が出来てないと
効果を発揮しないと言うのは
覚えておくと良いとおもいます。